13回目: Bluetoothの暴露通知対応と、久しぶりの新型コロナウイルス感染症対策 テックチーム

先週、Bluetooth SIGがウェアラブルデバイスを暴露通知(Exposure Notification)に対応させる仕様策定に取り組むと発表しました。
Adding Wearables to Extend the Reach of COVID-19 Exposure Notification Systems
目的は、スマホすら持たない子供のような人にも暴露通知を広げること。いい考えです。
ウェアラブルデバイスとサーバーの連携は、スマホ経由のようです。上記URLの例では、保護者のスマホに通知が届いていました。

さて、さらに先週、前回から3ヶ月以上経って、第４回 新型コロナウイルス感染症対策 テックチーム Anti-Covid-19 Tech Team 開催が開催されました。
報告や議論されたのは4件のようです。1件目は、QRコードで店舗への訪問記録を残す、神奈川県の事例。訪問記録は良いのですが、大阪の実施と同じで、店舗側は自己申告なのが辛い。本当にその通り実施しているのか確認できませんから。
3件目はifLinkの紹介。IoTやアプリケーションの連携をCOVID-19対策に活かしたいようです。ifLinkは初めて知りましたが、IFTTTと似た発想のようです。
4件目は、株式会社アルムの同社の医療管理システムを使ったイベントへの応用例など。目的は良いと思いますが、具体例として書かれた、サーモグラフィで一定体温以上を検知したのに、PCR・抗原検査陰性で入場可能、になっているのは明らかにおかしい。
このように、公開された資料の範囲では、何のために久しぶりに集まったのかよくわからない内容でした。