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4回目: AppleとGoogleのPrivacy-Preserving Contact Tracingの気になる点

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しつこく4回目。再度AppleとGoogleが仕様等を更新しており、今回も佐藤由紀子さんの記事がよくまとまっています。
AppleとGoogle、新型コロナ「曝露通知」アプリのUIサンプル画像、コード、ポリシーを公開

Bluetooth SpecificationCryptography SpecificationFramework APIともv1.2になっています。APIは図も加わり、説明が詳しくなっています。
Frequently Asked Questionsは少し遅れて5月にv1.1になり、内容が詳しくわかりやすくなっています。

本機能を使用するには、iOSはOSの更新ですが、AndroidはGoogle Play Servicesで機能が提供され、それだけで更新可能でした。今回の目的には適切な対応ですね。また、Android API Documentationの方が、システム構成があってわかりやすく、最初からこちらを読んでいれば、OSの更新含めて誤解することもありませんでした。

さて、アメリカのCenters for Disease Control and Prevention (CDC)Preliminary Criteria for the Evaluation of Digital Contact Tracing Tools for COVID-19として、接触追跡ツールの評価基準案を発表していました。概ねApple/Googleの仕組みを推奨しています。CDCトップからの辿り方がわかりにくいですが、Contact Tracingから見れます。

他の国は、独自に構築する国と、Apple/Googleの仕組みを使う国に分かれているようです。現実問題として、iPhoneはこの仕組み以外にまともに使えるアプリにならないはず。他の国は日本のようにiPhoneの比率は高くなくとも、iPhoneユーザーも使わずに目標を達成できるとは思えません。オックスフォード大学の研究、Digital contact tracing can slow or even stop coronavirus transmission and ease us out of lockdownによると、人口の半分くらいが接触追跡アプリを使えば、効果が出てくるとか。

日本では僕の知る限り、二つのプロジェクトが動いているようで、どちらもシンガポールのTraceTogetherに似た仕組みであったり、それを元にしたりしています。Apple/Googleの仕組みを取り入れるとも言われていますが、TraceTogether的な仕組みとは相入れないと思います。国がどう考えているのかもわかりませんし、どうなるでしょうか。

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