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SARS-CoV2もしくはCOVID-19の影響

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多くの皆さんが影響を受けていると思います。
今のところ、僕の最大の影響は今日に予定されていたミュージシャンのライブが中止されてしまったこと。この状況下でも彼らは来日していましたが、ライブ会場が営業しないことになったため、中止になってしまいました。

次の影響は、2月27日に首相が発表した、小中高の休校要請。
非常に突飛な感じがするので、2月25日に発表された新型コロナウイルス感染症対策の基本方針を読んでみました。よく考えているとは思いますが、対策は、現行と一種類の今後しかありません。本来は複数の段階、場合によっては枝分かれしていく段階を想定し、それぞれの対策があるべきでしょう。それがないから、今回のように思いつきのような対応が出てくると思われます。また、明らかに具体的な措置や経済措置等の裏付けになる法制化が抜けています。だから、徹底されることはないし、より狭い空間の学童保育に子供を預かったりして、逆方向に行ったりしてしまう。

それもそのはずで、新型コロナウイルス感染症対策本部を構成するのは、内閣総理大臣、内閣官房長官、厚生労働大臣、他の全ての国務大臣のみです。それを支援する、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議も医療の専門家ばかりで、危機対策等医療を支援する専門家がいません。とは言え、2月16日の資料に「 国内全体としては、感染経路を特定できない可能性のある症例が複数認められる状況であり、患者が増加する局面を想定した対策が必要」とある通りに対策が考えられていれば。

さらに、今回の活動の根拠のはずの新型インフルエンザ等対策特別措置法を読んでみました。名前に新型インフルエンザ等とあるように、それに限らない新感染症にも適用できるようになっています。おそらく今の状況は「新型インフルエンザ等緊急事態措置」なのでしょう。同法はよく考えられていて、事前に国、都道府県、市町村それぞれで行動計画を作成し、訓練することになっています。今回のドタバタを見ていると、事前準備の何かが足りなかったようです。

ここまでで思うのは、残念ながら政府のリーダーシップの欠如。さらに専門家活用の欠如。だから官僚も識者も正しく動けない、もしくは正しく動いているのにも関わらず採用されていないと推測しました。最近のいろいろな発表にしても思いつきでないならば、単なる要請だけでなく、背後にある法律もしくは法制化の予定まで発表するはず。
2月29日の首相の記者会見にしても、「これから1、2週間が、急速な拡大に進むか、終息できるかの瀬戸際」と言いながら、「第2弾となる緊急対応策を今後10日程度のうちに速やかに取りまとめ」は矛盾していて、完全に後手。スピード感がおかしい。

自民党政権は、前の民主党政権を散々貶してきましたが、同レベルであることを証明してしまいした。つまり、このような現象は党派ではなく、とても残念なことに、個別には優秀な人がいるのにも関わらず、集団になるとおかしなことになる、よく聞く日本民族の特性が出ているだけなのかもしれません。そのような状態で、一部マスコミは不安を煽りすぎたり、誤った情報を拡散しているように思います。

ここまでの感染状況を見る限り、経路不明な感染が多すぎ、何をやっても今程度にはなった感じがします。こんな記事もあります。
新型コロナ、都市の封鎖や移動制限はどうすべき?
おそらく重症化はおろか大きく発症しておらず統計に出てこない人数が相当にいると思われます。上にあげた活動は安定後に厳しく振り返るとして、我々は冷静かつ論理的に対応しましょう。

(2020/3/4追記)今になって知りましたが、SARS-CoV2は新感染症との政府見解で新型インフルエンザ等対策特別措置法は適用されていないそうです。素人には感染症法を見ても適用できない理由がわからない。それはともかく、今、法改正とか言うのは、与野党含め完全に遅すぎ。

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