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東京モーターショーとEICMA

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11月4日まで開催された東京モーターショー、前回までの来場者減少傾向を翻し、130万人が訪れたそうです。僕は11月1日に行きましたが、平日にも関わらずかなりの人出でした。車やバイクに接近するのが困難なこともあり、見たいところ以外は、さっと通り過ぎて、2時間で見てしまいました。

ここまでになったのは、主催の皆さんの頑張りと思います。特に高校生以下を無料にしたり、KidZaniaとの連携があったり、将来のユーザーにつなげる努力は素晴らしい。一方で、トヨタは今売られている車を出さなかったり、MEGA WEBのFUTURE EXPOは車とは直接は関係ない展示だったり、モーターショーと名乗るをやめるべきでないかと思った次第。

日本経済の衰退と連動したためか、モーターショーでは東京モーターショーが最初に衰退しましたが、北米NAIAS (デトロイトモーターショー)も昨年くらいから寂しくなっているようですし、ドイツIAA (フランクフルトモーターショー)も今年は海外メーカーが非常に少なかっただけでなく、ドイツ国内メーカーの展示もこれまでに比べシンプルだったそうです。

さて、入れ替わるように11月7日から10日まで、イタリア ミラノでEICMA (Esposizione internazionale del ciclo, motociclo, accessori、国際自転車/モーターサイクル/アクセサリー展でしょうか、日本では通称ミラノショー)が開催されました。寂しいモーターショーとは異なり、日本の4大バイクメーカーだけでなく、各国のバイクメーカーが活発に新車発表しました。

この違いは何から? 車はシェアリングが進んだりして、所有の意識が弱くなってしまい、イベントに行くモチベーションが弱くなったのでしょうか? それに対し、バイクは趣味の要素が大きいため、所有もするし、まとまって見る/展示する意味があるのでしょうか? 車でも趣味要素が高い東京オートサロンは年々活発になっているそうで、この推測が当たっているならば、普通のモーターショーは役割が終わったのかもしれません。

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