Apple Special Event, March 2019を見てAppleの行く末が少し不安になる
先週日本時間の25日深夜(正確には26日早朝)にあった、Apple Special Event, March 2019を、この土曜日に見ました。僕には興味のないサービスが多いだけでなく、日本でやるかどうかもわからず。
最初にCEO Tim Cookが大きな方針を説明しました。
Easy to use
Attention to detail
Private and secure
Expert curation
Personalized
Family Sharing
とてもよくわかりますが、この方針ならば、Apple専用のコンテンツを作るのではなく、良くできた機能と良く選別されたコンテンツになるはず。ところが、今回発表された4つのサービスのうちの3つ、Apple tv+、Apple ArcadeとApple Cardは専用コンテンツの路線です。
僕はテレビ番組はほとんど見ない上に、今回のApple tv+のプレゼンテーションはUS関係者のプレゼンテーションだったため、わかったのはSteven Spielberg、J.J. Abrams、そしてBig Birdくらい。
テレビ以上にゲームはほとんどやらないので、Apple Arcadeは全くピンときませんでした。
Apple Cardは、今までのカードで不便だったところが改善されするのはわかりますが、今のカードから切り替えるほどの魅力は感じません。Appleとしては、どのカードでも実現できるプラットフォームを開発し、各カード会社に参加を呼びかけるべきと思います。
良いと思ったのは、Apple News+。紙のページイメージそのままではなく、画面に適したように構成されたり、記事単位で読めたり、よく考えていると思います。誰が記事をこの形式に編集/変換するのか、気になります。大変な作業でしょうから。でも、このようなプラットフォームで差別化するのが、Appleがやるべきことと思います。
ちょっとAppleの行く末が不安になる発表でした。
ところで日本のAppleのWebでは、Apple tv+とApple Arcadeだけがあるので、少なくともこれらは日本でも開始されるのでしょうね。