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今回の日産の件に思う

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先週にまた、日産自動車から残念な発表がありました。
日産自動車の国内車両工場での完成検査工程における不適切な取扱いの再発について

実際にどうであろうと、法律なのだから守るのが前提。しかし、一回見つかって対策した後にも、たとえ別件であれ継続していたのは、優先度を落とさざるを得ない事情があったのではないかと推測します。人が足りないのか、機関やコストに問題あるのか、何かは知る由もありませんが、その事情を解決しないで、指示しても同じことを繰り返すだけでしょう。おそらく守らないことを正当化できるモチベーションがあるのだから。

以下の記事では、西川社長は言葉としては正しいことを言っていますが、この状況で「『ラインのスピードを守ることが目的ではない』『スピードを落としても構わない』と(現場に)伝えている」との言葉は空虚に聞こえます。
苦渋の西川広人社長「生産再開は急がない」

色々な点で参考になる事象です。日産自動車からの最終的な報告と改善を期待しています。
例えば、フォルクスワーゲンは未だディーゼルエンジンの不正を公(ユーザー)に総括していないと思います。そのような義務はないかもしれませんが、ユーザーの不信感をどうやって解消するつもりなのでしょうか。

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