Apple WWDC17 Keynoteは新ハードウェアばかりに見えたけれど
今年もApple WWDC17のKeynoteをストリーミング配信で見ました。
個別の内容はすでにみなさんが書かれているので、ここは個人的に気になったことなどを。
今回、最も気にしていたのは、WWDCの趣旨とは少し異なる、新しいMacBook Proでした。事前にCPUがKaby Lakeになるとの噂があり、買い替えを予定しているためドキドキ。噂通りに出たのはよかったですが、翌日に価格を確認してがっかり。見事に13インチは、2016年モデルでのTouch BarとTouch ID分の値段差だけ値上がりしていました。既に手配したのですが、どうしたかはまた別途。
さて、macOSやiOS等での新技術については、Keynoteより、大胆な名前のPlatforms State of the Unionに詳しい。Core ML、Metal 2やH. 265のようなコア技術は、macOS、iOS関係なく導入されます。同じiOSでも今回のiPad向けではiPhone向けと大きくHMIや機能に差が出て来ましたし、ますますmacOSとの見かけの差が少なくなって来ました。MacにUIKit他を載せれば、すぐ達成できるのではないでしょうか。
もう一つ気になったハードウェアは、HomePod。最初に、Tim Cook CEOがOne Last Thingと言って、おそらくSteve JobsのOne More Thingの印象から笑いが上がると、反応を示していたのが面白い。さて、GoogleやAmazonと違う方向にして来たのがうまくいくかどうかはわかりませんが、僕の別宅用にはちょうど良さそう。ただ、Apple Musicを前提にしているような雰囲気だったので、そうだとしたら使っていない僕にはダメです。他のAPIとかもApple Musicを使いこなす紹介があったので、iTunes Matchはますます少数派か。
iMac Proと言い、最近のAppleのハードウェア開発は、微妙に角度がずれていると言うか、ずらしているようです。僕が次に期待しているのはMac miniの更新ですが、今回発表された技術や製品からすると、Appleの流れから外れて来ているようです。もう更新はないかもしれませんね。
一方、OSの機能の方は、久しぶりにiOSやmacOSで色々訴えて来たように見えました。Apple Watchは一見地味な変化で、tvOSはほとんどアピールがありませんでした。機能的にはHomePodと被るところもありますし、どうなるでしょうか。