WWDC15のkeynote(録画)を見る
先週に開催されたAppleの開発者向けイベント、WWDC15のKeynoteを録画で見ました。
いつもと異なり、最初はパロディムービー。僕の英語力では理解不能で、なんとなくおもしろいものの、会場の笑い声のタイミングで何がおもしろいのかわからず。後からYouTubeでも公開されたので、字幕を出してみましたが、それでも何がおもしろいのか理解できず。
さて、今回の発表の多くは、ちょっとした改善か、できて当然のことができるようになっただけでした。後者は、例えば、OS XのMail作成。一方で、大幅に機能アップするメモ(Notes)は、他のAppのビジネスを奪ってしまうし。開発者から見れば、AppleはもっとOSや基盤に集中してほしいはず。
それを表していたのは、SwiftをOpen Sourceにすると発表した時の拍手。今回のKeynoteで最大の拍手だったと感じました。
さらに小粒に見えたのは、watchOS 2。Native appが唯一の大きな進歩ですが、Appが使いこなすのはこれからなので、もっと変化するのは次のバージョンでしょうか。
それとも自分が冷めてしまっただけ? とは言え、Homekitには期待しています。
それにしても、OS XとiOSを発表したCraig Federighi氏の話のうまいこと。今回もOS Xのコードネーム探しのジョークから始まり、多くのジョークを入れるスタイルは楽しい。OS Xの新機能として最初に発表した、カーソルが大きくなって見つけやすくなる機能すらジョークに見えてしまう。
毎年大きな変化が出る方がおかしいのかもしれませんが、変化で開発者を引きつけ、他を離すのがテクノロジー企業。Googleともども今後はどうするでしょうか。
最後に、WWDCの後は、AppleのDeveloper Agreementが更新されるので、読み直すのが恒例。今年は今まで別々の契約だった3つのOSが統合されたため、読むのが大変です。