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Adobe社の改善してほしい不具合サポート

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(5月15日0時過ぎに追記)
11日付でAdobe社からCS5.xでも更新を提供予定である旨、発表が訂正されました。
11日に英文の発表の方もさらっと確認していたのですが、訂正もさらっとしていたためか、気づきませんでした。
以下の意見は間違っていないと思うし、記録のためにこのまま残しておきます。
今は日本文の発表の方も訂正されています。

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今回は別の変なことを書くつもりでしたが、あまりに呆れたのでこちらのテーマに。
5月8日、Adobe社からPhotoshop、Illustrator、Flash Professionalの現行バージョン(当時)のセキュリティ不具合の発表がありました。一例として、Photoshopの発表から抜粋すると、次の通りです。
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Windows、Macintosh 版 Adobe Photoshop CS5.1以前のバージョンにおいて、影響を受けるシステムが攻撃者によって制御される可能性のある脆弱性が確認されました。新しくリリースされた Adobe Photoshop CS6 にアップグレードすることにより、この問題は修正されます。

新しくリリースされた Adobe Photoshop CS6 では、この脆弱性は修正済みです。Adobe Photoshop CS6 にアップグレードできない場合は、最善のセキュリティ対策を行い、提供元不明のファイルを開く際には細心の注意を払うことを推奨します。
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一般にはCS5.1というバージョンは知られておらず、CS5でしょう。
さて、この発表のとんでもないところは次の2点。
・この時点の現行バージョンであるのにも関わらず、それ自身の修正は提供されないこと
・注意を払えと言いながらも、情報は「コード実行の原因になりかねない use-after-free TIFF の脆弱性」しかないこと

同社の姿勢は、以前から疑問に思っていました。細かな不具合は修正されないままに、次のバージョンが発売されてしまい、その不具合は放置されたり、後ほどに訂正されたとは言え、CS6へのアップデートポリシーはユーザー切り捨てだったり。今回も、CS6の発売近くまで発表を控えていたのではないかと勘ぐってしまいます。Adobe Creative Cloudのメリット? 違うでしょう。
Adobe社のほとんどの商品、そして今回の対象商品は、コンシューマー用ではなく、プロフェッショナル用です。業務の都合で、簡単にバージョンアップはできないことが多いはずです。確かに契約書の文章上は問題ないことでしょうし、無限の無償サポートはできるはずがありません。しかし、一つ前のバージョンくらいのサポートは必須と考えます。例えば、この点ではMicrosoftに比べると遅れているAppleですら、一つ前のバージョンのMac OS Xのセキュリティ対応はしています。
今回のAdobe社の措置は、近年の行動で育まれたプロフェッショナルからの信頼を失う流れをさらに強固にしました。すばらしい経営判断です。皮肉はともかく、僕としても製品自体は使い続けたいのに、悲しい仕打ち。なんとかしてほしいです。

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