【インタビューしてもらった】女子大生とエアー枕とおじさんと加齢臭と
先日、かわいらしい女子大生たちにインタビューされる、いやインタビューしてもらえるという機会がありました。
何でも、ゼミ活動の一環で、実際に商品企画をしてマーケティングを進めていくというプロジェクトの中での、デプスインタビューなのだそうです。(すみません、デプスインタビューがわからずにググりました。)
スポンサー企業が提示する数あるテーマ(自社製品に関連)の中から、彼女たちが選んだのは、デュポンの吸湿・速乾素材、「キャンブレル」を使って売れるものを作る!というもの。
キャンブレルは、主な用途が靴の中敷ということもあって、蒸れに強く、洗うこともできるので清潔を保てる素材です。
そしてできたのが、「Guard」と名付けられた机上で使用するエアー枕です。
日本では職場で仮眠する習慣はまだまだありませんが、医学の進歩とともに体の仕組みが解明され、お昼のちょっとした睡眠が、午後からの眠気に有効であることは、もはや誰もが知る常識となりました。
ただ、なかなかベストな枕がないのが現状です。(決して調べつくしたわけではありませんが)
いや、何がベストかというのも、当然、世代や性別によって違いますよね。
しかし今回はデプスインタビューということで、全般的なことではなく自分のことだけ話せばいいやと思い、43歳のおっさんのベストをお話しました。
やはり一番いいなと思ったのは、「蒸れない、洗える!」という点。
もし毎日お昼寝することになったら、加齢臭も漂い始めるおっさんが顔を埋める枕は、洗えないとヤバいです。
そういう視点で、この機能素材で枕というのは、非常に適していると思います。
サンプルとして、市販されているいろんなタイプの机上枕も見せていただきましたが、肌触りがいいものに限って洗えない仕様になっておりまして、どっちを取るかというと、わたくしは「Guard」になるんですね。
また、空気を抜けば、コンパクトに折り畳めるという点も、洗うのに持ち帰るにも、出張に持って行くにも便利だと思いました。
新幹線や飛行機で使う首枕などは、当然空気を抜いて持ち歩きますが、それより大型の机上枕で畳めるのというのは、これも大きなメリットです。
彼女たちは、こうしてマーケティングをすすめていき、cuusooというプラットフォーム上で支援を募りつつ、Sカレというプロジェクトで最終的なプレゼンに臨む!という流れのようです。
よろしければ、「Guard」のページをご覧いただき、応援してあげてください。
cuusooはfacebookやTwitterで簡単にログインし、投票することができる仕組み。応援投票が多いと、クラウドファウンディングを含め、商品化実現に向けてcuusoo本部が支援に乗り出してくれるほか、彼女たちにとっては今回のプレゼンを後押しするポイントにもなります。
このStudent Innovation College(Sカレ)というプロジェクトは、29大学33ゼミ415名(男性214名、女性201名)によって行われており、石井委員長によれば、「Sカレの目指すところは、未来のマーケターの育成にあります。大学は違えども志を同じくする若い仲間が、仲間同士で協力しあい、互いに切磋琢磨しながら、商品企画プロセスとそのマネジメントを実際に体験する。」というもの。
こういうの、昔からあったのでしょうか?
田舎の大学の法学部生だった(しかもジャズ研の部室と先輩の家での麻雀ばかり)わたくしにとっては、羨ましいのひと言です。
あの頃はまだまだ大人と学生の境目ははっきりしていて、大人を巻き込んで何かやるという土壌はなかったように思います。(少なくとも金沢では)
それが今では、SNSもあるし、そもそもプロジェクトそのものがウェブとの連携で進行しているし、便利過ぎます。そしてSNSからリアルへ(今回はいつもお世話になっているコワーキングスペースbeezのオーナーさんからの依頼)とつながって、今回のように対面のマーケティング調査もできる!
まぁ、そんなもの何にもなくても当時からやる人はやっていて、今をときめく大社長になっていたりするわけですが。
しかしネットがうまく媒介役となり、いろんなこと、いろんなものがミックスされる時代になったのは紛れもない事実。
おっさんも逆に若い人といっしょになって、いろいろやればいいんですよね。
わたくしが学生の時に全く縁のなかった、テニスサークルとかどうですかね。(違)