【頭いいなぁ】ソーシャル時代のビジネスセンスの磨き方
知人（というか実はお客様なんだけどそれ以上のシンパシーを感じちゃってる人）の会社でかなりおもしろい企画が立ち上がったのでちょっとご紹介。
これがまた、後発でも、小さな会社でも、一発逆転ってもしかしてできるのかも！と希望を持たせてくれるようなプロジェクトなのです。
元々ですね、ファイヤストレージのような登録不要のファイル転送サービスを後発で立ち上げていて、これをどうやって育てるか、いろいろ模索されていたようなのです。OEM的に外部の会社のサービスとして貸し出すようなモデルも含めて。
そこで浮上したのがコラボ企画。
そしてそのお相手は今や泣く子も黙るゆるキャラの王様、熊本県のくまモンです。
「くまモンのやってる転送サービス」ということで、くまモンのファンの方、熊本県の方、まずは使ってよ！というわけです。
いきなりマスを目指して大量のアクセスを狙うのではなく、下から積み上げて行くというこのセンス。舌を巻きますね。
もちろん、「くまモンがやってるんだったら、うちもうちも！」というわけで、他県のゆるキャラ陣営もどんどん手を挙げてくれるだろうという狙いです。結果、47都道府県にとどまらず、市や町、村のキャラクターがそれぞれ固有の転送サービスを持つようになったら素晴らしいじゃありませんか。
完璧なストーリーに思えてきます。
あ、元々のほうはこれです。
こちらも、初代キャラクターの「おくりん坊」に替えて、夏休み中は萌えキャラ的な「おくりん子」がトップページを飾っております。倦まず弛まずテコ入れしているわけですね。
こういったサービスのハードユーザーさんからしたら、250MBという容量は少ないのかもしれません。しかし、実際に利用する人の大半は、こんなに大きなデータはめったに送らないはずです。だから、そっちでは勝負せず、利用者の他の志向にスポットをあてて、企画を成立させたというわけです。
コラボは夏フェス関連でもやっており、フェイスブックページはそのあたりの楽しそうな現場（フェス会場）からの様子などが投稿されています。
いやいや参りました。
仲間づたいに口コミでいろんなことが伝播していくこの時代、ビジネスセンスを磨くためには、こういうコラボ感覚は必要だなと痛感した次第です。
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