オルタナティブ・ブログ > 普通のおじさんとソーシャルメディア。 >

小さな会社のウェブマスターがパーソナルブランディングについてごにょります。

バトンタッチ

»

スティーブ・ジョブズが亡くなったとき、豚組の中村さんが、それはそれは悲しんでいらっしゃって、ツイッター上でウルウルされてたんですが、それを見た飯野賢治さんが、

僕らがバトンタッチされてるんですよ。がんばりましょう!

とリプライされているのがすごく印象的でした。
わたくしのような一般ピーポーからすれば、ずいぶん高いレベルでのバトンタッチだろうなぁとは思うのですが、そのツイートを見てすごく心が穏やかになった覚えがあります。

話は変わりますが、先日98歳の祖母が亡くなりました。
老衰で大往生でしたし、最高齢町民ということで町からも立派なお花をいただいてたりして、言うことなし。ではあったのですが、実は8月に長男である伯父を亡くしていまして、それだけが可哀想だったなと。

ただ、ばあちゃん、ここ数年は完全にぼけていましたから、子供に先立たれたのもわかるはずはないのですが、おじさんの命日からちょうど四十九日という日に亡くなったということで、我が子を追っかけて逝ったのか、おじさんが最愛の母を呼び寄せたのか、大変不思議な感じでした。
人間の意識って、やはり根底で全部つながっているのかなと思ったり。

葬儀が全部終わって、この数ヶ月で一気にひとりになってしまった伯母が一族に向かってこう言いました。

「人は真面目に生きること。そして人様に迷惑だけはかけないように。
おばあちゃんにはいつもそう教えられてきました。これからもこれを守っていこうと思います。いい親に恵まれて幸せでした。」

そのとき、飯野さんのツイートを思い出したんですね。
「バトンタッチ」

ばあちゃん、おばさんを通じてわれわれに言葉をバトンタッチしたなって思ったんです。
本来なら、順番に伝わっていくところですが、おじさんが先に逝っちゃったので、そうしたのかなと。

しかしおばさん、偉いなぁ。
お嫁さんがなかなかそんなこと、言えないと思います。
健気で、本当に立派。

さて、とにかくしっかり伝わりました。
全然真面目じゃないし、まだまだ人様に迷惑かけまくっているわたくしですが、家訓と思い、「肝に銘じて」歩いていきます。

うーん、子供にはどうやって伝えようかな。
まだ小さいから言葉でいってもわからないだろうし、行動で示すのが一番ですかねぇ。
難しい~!

>>わたくし高木芳紀のfacebookフィード購読はこちら

Comment(2)