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メルコの広報→イーレッツの面白グッズ担当?を経てiPRを設立

いやー、LUMIXの手ブレ補正っていいかも

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 ITmediaのブログなのにIT話題をほとんど書いていない^^;

 あえて避けているわけではないのですが、あまり会社の宣伝をしても面白くない気もしますし、ブログなんだからお気楽な話題でもいいかなぁ~くらいに考えています。まぁ発表前のモノは書けないし、プライバシーの問題とかも微妙ですよね。どこまで書いていいのかの線引きは編集部にお任せするとして、多少の裏話とか普通には書けないこともアリかなぁと思っています。

 さて、そう言いつつ珍しく?ITっぽいお話しです。先日、日経新聞さんからご依頼があったのでIT PLUSで松下の「LUMIX DMC-FX9」のレビューを書きました。

fx9 原稿で未使用のカット

 執筆した原稿のフォローってわけでもありませんが、書ききれなかったことや“ぶっちゃけ~”話しなどをブログらしくお伝えしたいと思います。

 久々のデジカメの原稿執筆だったのですが楽しかったですね。「いいモノ触らしてもらった」って感じです。以前デジカメWatchEOS 20Dの原稿(レビューと言うより体験記)を5ヶ月ほど書いておりました。専業ライターではないので毎週作例を用意して原稿を書くのは大変でした。終わりの頃は朝4時まで原稿書いて7時に起きて出社みたいな感じで、連載が終了したらバーンアウト状態でしばらく書きたくない~と思っていました。たまたま日経新聞さんから「書きませんか?」と誘われたのでお受けした次第です。

 元々私は「手ブレ補正」には否定的でした。富士のFinePix F10の様な高感度、低ノイズ路線が進むべき道だと思っています。自分のEOS 20Dで使っているEF-S17-85mmISにも手ブレ補正機能が付いていますが、ISなしで安い方がいいよね~と思ったりしていました。ライブハウスでの撮影では50mmF1.8(←1万円以下の激安レンズですが)の方がはるかに撮影しやすく「やっぱ一眼には明るいレンズでしょ」ってな感じです。

jazz_inn_lovely EOS 20Dで撮影。原稿で未使用のカット

 普段使いのIXY DIGITAL 55も高感度のノイズはイマイチですが、実用上充分だと思っていました。3月に購入する時はFinePix F10も気になりましたが、普段の持ち歩きには“デカイ”^^;ってことで見送りました。しばらくIXY 55でいいやぁと思っていましたが、FX9を使って「買い換えてもいいかも」と思い始めています。それほど印象のいい製品でした。もう少しキビキビ動いて欲しいとか改善希望はありますが、液晶とかスゲー綺麗だし、露出補正、オートブラケットの操作性はなかなかいい感じ。IXY 55より少し大きいかなぁと思いましたが、現在使用中のカメラポーチに入れたら気にするほどの差はなかったのでサイズ的にもOKって感じです。

 記事の中で少し触れていますが、娘の修学旅行に簡単なレクチャーをしてIXY 55を持たせたのですが、盛大に手ブレしてました。自分が撮れば感度上げて露出補正をマイナスにして、セルフタイマー2秒で…と思ったりするのですが中学の娘には難しいですよね。カメラ知識がある人はコンパクトカメラのAE対自分の騙し合いみたいなことが出来ますが“誰でも撮れる”ってのはコンパクトカメラの基本だと思います。

 原稿の中で、行間を読んでもらえればわかるのですが、もし買い換えるとしたらFX9じゃなくFX8かなと思っています。実売8000円くらいの差がありますので2機種の機能差なら安い方を選ぶと思います。この辺りは懐具合によるんですけど、貧乏サラリーマンとしては3万円台と4万円台は微妙な差です。ボーナス後だったらFX9かも^^;。そんな話しを知り合いの女性としていたら「色で選ぶ」って言われて新鮮な印象を受けました。機能に大差はないんだからFX8、FX9の色と感触から選択するって意見です。“アリ”ですね~、賛成です。オヤジ的には自分は色で選択はしませんが、若いオネーちゃんから聞かれたら「色で選んだら」って答えるかもしれません。

 最近は原稿を書く時にそんな“視点”を意識しています。最高スペック、最高性能、最高価格ばかりがユーザーの選択肢ではないと思います。例えば使用中のIXY 55を例に挙げると、フラッグシップモデルであるIXY 600は多くの媒体で記事になりましたし、市場でもかなり売れていました。でも私が選んだのはIXY 55。IXY 600は少々デカイ。7Mピクセルも私には不要。当然価格も高い。IXY 55はこの春のベストセラーでBCNランキング等でもトップ独走でした。私と同じ選択のユーザーがそれなりにいたのかなぁと思っています。道具の使い方は人それぞれ。最高性能で使いやすく、加えて低価格ってことはなかなか難しいので、どんな製品にもそれに合うユーザーはいるのだろうと思っています。ご縁があって記事を書く時にはそんな感じが伝わればいいなぁと思うこの頃です。

 

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