うちの会社に机置いてやればいいじゃん ~過去語録12
実は1社目のメーカーから大手SIerに転職する際に、面接を受けた渋谷のベンチャー企業がありました。
前世紀末、渋谷のITベンチャーのことを「ビットバレー」などと呼んでいましたが、それ系の会社です。
自分は当時WEBシステムには弱かったのですが、そちらの会社では管理系のシステムをAccessとVBで内製していると聞き、そちらの仕事をさせてもらえないかと門を叩きました。
あ、私の場合大抵こんな感じで、就職情報誌にある募集要項に書かれている条件など無視して電凸で「雇って下さい」というのが得意技でした。これ、うまく行くと競争相手がゼロですからブルーオーシャンなのです。
しかしその時には「うーん、、、今はちょっとなぁ。それより強化したい部分があるから」と断られてしまったのですが、1年ほどしてその社長からまた電話がありました。
「管理系のシステムではなく、うちの上場準備の手伝いをしてもらえませんか?」
と。自分はなんちゃって公認会計士の勉強をしてきましたので、その知識が活かせる大変願ってもない話ではあったのですが、悩みました。
自分は今、プログラミングがめっちゃ面白くなっていて、しかもそれをメイン業務にした会社を作ろうと思っているところなんです、と正直に話しました。
なぜか話す場所がなく、私の車の中だったのですが。
それも雨がしとしと降る夕方で、男女の別れ話のような重たい空気だったのですが。
するとそれを聞いた社長は突然明るい声で
「よしわかった!いい、いい!じゃあ君の会社は君の会社で作ってくれてよくて、開発仕事も自由にやってもらっていい。うちの会社に机置いてやればいいよ」
と言われました。
え!?そんな無茶苦茶な・・・
と思いましたが、まったくもって有り難い話でしたので、そちらの提案を受けることにしました。
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