君はいつまでもいるつもりはないんだろうと思ってたよ ~過去語録07
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いくつか転職先を探っているうちに東京のIBM系のSIerから内定をもらった自分は、とりあえず社長に退職の意思を告げました。
社長室は工場の現場から最も離れたところにある棟の2階の外れ、10畳ぐらいの和な感じの部屋で、ここに入るときはいつもドキドキしました。
私が「東京でソフトウェア開発を本気でやってみたい」と切り出すと、社長は分かっていたというように
「君はいつまでもいるつもりはないんだろうと思ってたよ」
と言いました。
「君は、会社の近くに住まなかったしな。」
この言葉を発した時の、社長の淋しげな、悲しげな、恨めしげな表情と、自分に対するある種の期待感のようなものを感じました。
最後はしっかり頑張れというエールもいただいたと思います。
自分、本当にここを辞めるんだな。
今度は東京で、本気でやってやろうと思いました。送迎会には、自分一人のために工場の人達が何十人も集まってくれて飲んで歌っての大賑わいでした。
その会社を退職後、頻繁にGoolgeマップでその会社の様子を見ていたのですが、ほどなくしてその会社は無くなってしまいました。
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