在学中に取っておいた方がいい資格とは
先日、弊社採用ページから「現在まだ大学生なのですが、在学中に取っておいた方がいい資格ってありますか?」という質問が来ました。
いいですね。
特別足が速くない人でもウサイン・ボルトに勝てる方法がただ一つあります。
それは、彼の10秒前に走り出すことです。
他人に先んじてなにかを始められるというのはそれだけで無茶苦茶すごい才能だったりします。
それはさておき、この回答。
弊社が社内で取得を推奨している資格は、「基本情報処理」「応用情報処理」「DBスペシャリスト」、プログラマは「LPIC101」でありまして取得者には報奨金など出してますが、弊社CTOはあえて彼に
「在学中に取っておいた方が良い資格なんて無い」
と助言しました。
「それより徹夜で友人と飲むとか、長期で海外に旅行に行くなど、学生時代にしかできないことをやった方がいい」
と。
あるいは、むしろプログラミングとは関係ない資格の勉強をするのも面白いかもと言ってました。
私を含め、こういうことを言う大人はたまにいるのですが、これは
英語が出来ても米国企業から会議に呼ばれることはない。特殊な技能があれば、英語が出来なくても呼ばれる(かも知れない)。
という話に似てます。
中身が無い中で言語だけ勉強しても、スカスカなアウトプットしか出て来ません。
米国在住の中学生ならTOEIC800~900点取れるでしょうが、その人の話を聞きたいと思うビジネスマンは少ないでしょう。
まずは中身の成長を目指さなければいけません。
ああ、その意味で唯一プログラミングに関係することで推奨できることといえば「自分が欲しいと思うアプリケーションを作ること」ですね。
同じようなアプリが他にあったって構いません。
プロのプログラマになるとマネタイズが怪しいアプリは作っているヒマありませんから、学生時代にとことん自分の欲望と技術力に向き合ってみたらいいと思います。