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ノミュニケーションを絶滅させたくないなら守らなければならない5つの掟

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GWの後半に、久しぶりに酒癖の悪い父親と酒を酌み交わしてきたのですが、そこでノミュニケーションの是非についての話になりました。
二人とも、基本的に酒好きで、ノミュニケーションについては肯定派なのですが、ただ父親の方は考え方がめっぽう古く、
「ちょっとじいさん、そういうこと言ってたら、ノミュニケーション以前に若い人誰も飲み会に来てくれないでしょ #゚Д゚」
と思ってしまいました。っていうか、基本的にものすごい絡み酒なんですよね。人の話を聞かないし。
いや、今回、ことさら私の父親を貶めたいという訳ではありません。
でも世のおじさんたち(33歳オーバー)の中に、ノミュニケーションを間違って捉えている人がいて、それがゆえに若者(32歳以下)が、「上司との飲みなんて行ったって何も得るものない」、と思われている気がしてなりませんので、適当に思ったことを書いておきます。
題して、
「酒好きのおじさんたちよ、ノミュニケーションを絶滅させたくないなら守らなければならない5つの掟」
です。
ちなみになんで32歳-33歳で区切っているのか、というと、そこが私の10個下だからです。10違うとはっきりジェネレーションギャップを感じますからね。ということで、バリバリ主観です。
(掟その1)飲みの席と言っても上司と部下は対等じゃないことを知るべし。
飲みの席と言っても上司と部下は対等じゃありません。上司が上?いえ、圧倒的に部下が上と考えるべきです。
発言権は部下が9、上司が1です。上司が延々と部下に訓戒を述べているなんていうのはあってはならないことです。
さらに上司は部下の発言を絶対に遮ってはいけません。普段立場の弱い人とのコミュニケーションを取ろうというのですから、それくらい心がけないと部下は終始だんまりになってしまいます。
(掟その2)ノミュニケーションは普段しらふでは言えないことを言う場ではない。
ノミュニケーションは普段しらふでは言えないことを言う場ではないです。上司にとっては。
そこは、部下が普段、職場や会議室では言いにくいことを言う場です。
これを勘違いしているおじさん達が多すぎて、それがノミュニケーションの文化を絶滅に追いやっているのです。
(掟その3)ノミュニケーションの場で聞いたことは、完全に忘れなくてはいけない。
酒の席では、部下がついつい言い過ぎることがあります。それをいちいち覚えられていたら、部下は言いたいことも言えなくなってしまいます。その場の発言でたとえカチンときたり、何か問題発言を聞いても、明日には完全に忘れなくてはいけません。
聞いても忘れられる、本当は忘れてなくても忘れたふりができる、というのはノミュニケーションの大きなメリットです。これは会議室での話し合いや面談ではできないことです。
(掟その4)部下との約束は、ちゃんと覚えておいて守らなければならない。
逆に部下と交わしてしまった約束は、ちゃんと覚えておいて守らなければいけません。
本格的に飲み始める前に、「俺がEvernote(とかこの手帳)に書かないことは、全部忘れるから」と宣言しておくといいでしょう。そうしておけば何か重要な約束を交わしたときには、部下の方から「今の約束!ちゃんとEvernoteに入れといてくださいよっ!」って言ってもらえますから。
(掟その5)ノミュニケーションで何かを教えてやろうなんて思わないこと。
そういう姿勢でやって来る上司と飲みたい若者がいるでしょうか?という話です。
もちろんその下心というのはおじさんにとってはあるものですが、まず目指すは、酒の力を借りて、部下に自分の考えを語らせ、その結果、自分自身で気づかせることです。
それが無理そうなら、次に部下から「これは、どうなんでしょうかね?」という質問を引き出すことです。本人が疑問に思ってないところで教えたって頭に入るはずがないです。単に「くだをまかれた」と思うだけです。
最後は完全酩酊状態での催眠学習です。本人に正常な意識が残っていたらダメです。「ククク、こいつ、今何言っても絶対覚えてないな」というところで、ちょっといい話をしてみると結構すんなり聞き入れてくれることがあります。
翌日、完全に忘れていると思いますが。
でもその程度でいいのです。というか飲みの席なんて、その程度しか望めないのです。
この3つ以外では、部下に飲みの席で、何かを教えるなんてことはできないでしょう。本気で教育したいなら、逃げずにアルコール抜きでやりましょう。
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お酒が入ると、気が大きくなって、普段言えないことが言えるようになるのは事実です。しかし、その性質を利用して、上司の側から普段言えない小言を言ってやろうなんていうのは大きな間違いです。うまくいきません。チャンネルぶち切れます。
ノミュニケーションは、部下から普段の不満や疑問に思っていることを引き出すチャンスなのです。それは本当は若い部下にも大きなメリットがあるのですが、そのことを認知していないことが多いので、当面は至れり尽くせりの態度で臨む他ないのです。
うまく回り始めたら、次のステージだと思いますが、上のほとんどは基本的には常に守らなければならない掟です。
いや、ぶっちゃけ、そうじゃないと、お互いに酒がうまくないじゃないか、ということですよ。
酒は、一緒に飲んでいる人が美味しく飲んでくれてないと、自分も美味く感じられないです。
働く仲間です。一緒に美味い酒を飲みましょう。

 

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