中小企業に就職するには、情報が少なすぎる
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いまどき、人生に安定を求めるなら、大企業に入るより中小企業(やベンチャー)に入るか、あるいは起業した方がいいんじゃないかと思っています。
この記事でもそんなことを書きました。
ちきりん女史も言ってますね。
他にも結構頻繁に記事をみかけたはずなのですが、うーん、どこへ行ってしまったのでしょうか...
そういう記事をブックマークしたりしておかないところが私の詰めの甘さです。すみませんです。
▼中小企業に「レベルの高い人」はいるのか?
普段からレベルの高い人と付き合ってないと、自分が高まっていかない、みたいなことはよく言われることです。
私もそれは一理あると思いまして、若い人が中小企業への就職をためらう大きな理由がここにあるのかも知れません。
「レベルの高い人」......それが何を指すのかは人によって違うと思いますが、「勉強ができる人」というのであれば確かに大企業の方に多い気がします。
それは高学歴というパスポートがあれば、大企業に入ることができ、無いとなかなか難しいので、「勉強ができて学歴を持ってないと大企業に入れない」現実においては、大企業に勉強ができる人が集まるのは当然です。
しかし、彼らは勉強はできるわけですが、それはしばしば、高校大学で見たようなあたまの良さだったりします。
合理的で分析眼があり、計画性があり、実行力があって、自分に厳しい、本やネットでの情報収集も厭わないので知識も豊富、という感じです。
ただ、人生の安定を、絶え間なく仕事が集まってきて、突然会社が潰れてしまってもお金に苦労しない、という意味で捉えるならば、彼らのあたまの良さが本当にそれに結びついているのか疑問なところがあります。
実は、中小企業にもあたまのいい人がいます。
彼らも、基本的には思考は合理的で分析眼があり、計画性も実行力もあり、、、という感じなのですが、大企業のあたまのいい人との大きな違いは、自分の仕事の成果がお金に直結している感覚があるというところです。
「なんだ、結局金か。そういうところが嫌なんだよ!そういうやつこそが、レベルが低いって言うんだよ!」
と多くの若い人は思うかも知れません。私も昔、そんなことを思って、どこか蔑んでいたところがありました。
でもそれは本当はまったく的を外していて、人の価値というのは「お金をもらうためにどれだけの満足を他人に与えなければいけないのか」というテーマについて、いかに長い時間、真剣に向き合ったかによって決まってきます。
分かりやすい例で、ボランティアというのがあります。
あれはやればすぐに人の笑顔に直結しますが、それはあくまでもタダでやっているからです。もし同じ奉仕をするから時給1000円くださいと言ったら、「そんなら自分でやるからいいわ」と言われてしまうでしょう。
お金を稼ぐということはそれくらい大変なことです。その感覚を肌で感じて、工夫をし続けないと干されるので、中小企業で輝いている人というのは、人の気持ちにとても敏感ですしサービス精神が旺盛なのです。(*1)
▼中小企業に就職するには、情報が少なすぎる
ところがこうやって活躍している人達が、世間一般にあまり知られてないです。
たまに就職情報サイトやあるいはNHKのドキュメンタリーなどで取り上げられますが、大企業のそれに比べたら圧倒的に少ないです。
これではなかなか若い人達が中小企業を就職先として検討するのは難しいと思います。
また、そういうところで紹介されている人というのは、大抵、就職3年目くらいの若い人か、成功者に偏っています。
それだとあまり若い人にとって、人生の参考にならないと思うのです。
就職3年目ではまだ何も成果らしい成果は出ていませんし、逆に成功者なんてのは大抵狂ってますからね。
そうではなく、もっと普通にやっててすごく輝いている人というのが中小企業やベンチャー企業の中にはいるのです。
私は、やはりそういう人を紹介できるのは、就活サイトの編集部の人でもマスメディアが本職の人でもなく、私のような別の事業をやっている人間であるべきなのではないかと思い、今回、中小企業やベンチャー企業でしっかり活躍している方々を紹介するサイトを立ち上げました。
シゴトビトは、一言で言えば、私が実際に仕事をするなかで出会った輝いている方々を紹介していくサイトです。
経営者の方々も紹介していきますが、それに限らず、一般社員の方々や、フリーランスなども取り上げていきます。基本的に若い人が情報を集めやすいような人気企業にいる人とか、成功しすぎな人は、上記趣旨から外れるので除外しようと思います。
このサイトを通じて、若い世代の方々に世の中いろいろな生き方があるというのを知っていただければ、幸いです。
どこかの元総理も言っていましたが、人生いろいろ、仕事もいろいろです。
大企業に入れなかったからといって、落ち込む必要はないというか、むしろ「こういう生き方こそ目指していきたい」と思っていただければ嬉しく思います。
スマホ用のサイトがないとか、トップのソーシャルボタンが1記事目に紐付いちゃってるとか、改善の余地がたくさんあるのですが、もしよろしければ、定期的に訪問いただきまして、「いいね!」やtwitter等で、応援いただけたらとても励みになります。
また、「こうしたらもっといいのでは?」とか「こういう人がいるので取り上げてもらいたい」などございましたら、ご連絡いただけますと嬉しいです。
今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。
==注記==
(*1)もちろん世の中には、人の不幸の上に財をなそうという人も少なからず居て、そういう不届き者が中小企業、ベンチャー企業を経営していることも多いです。
ただ、そういう情報はニュースや週刊誌、ウシジマくん系マンガの類に任せ、私は純粋にしっかりと人の役に立ってその対価として報酬をもらっている人にスポットを当てたいと思います。
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