カレログの位置情報を偽装するツールを見て思う「もっと手前に考えた方がいいこと」
「カレログ」って電子ストーカーのようなツールが出ましたが、早速対抗できるツールもあるようです。セキュリティは「いたちごっこ」と言われます。どれだけやっても100%ではないからです。と言っても、そもそも100%のセキュリティとか、100%の安全とか、100%確実とかって何においてもありませんよね。
同じ「いたちごっこ」であっても、このツールを見て「何だかなぁ・・・」と感じました。
どこに居るのか知られたくない彼氏に朗報! 位置情報を偽装するアプリ「Location Spoofer」
もしもアプリをインストールされてしまった場合の対抗策(?)となるアプリをご紹介しましょう。このアプリがあれば、位置情報を偽装でき、あらぬ疑いをかけられずに済むかもしれません。
そのアプリとは「Location Spoofer」です。Androidに関する情報を伝える「Android Amart」によると、「Location Spooferで好きな位置を指定すると、GPSから取得される位置情報が指定した位置にすり替わるぞ」とのこと。
「カレログ」については、上田さんの戦慄のAndroidアプリ「カレログ」、岩永さんのカレログを横目に見ながら思うことをご覧下さい。
って手抜きでしょうかw いや、違いますその通り!
で、対抗ツールは、GPS情報を偽装することで、実際にいる場所でなくとも偽装した場所にいること(になっている)ように変えるものです。検索すると色々な使い方があるようです。ネットラジオのradikoを関東にいながら関西の番組が聴けたり・・・らしいです。iPhoneの場合、このlocation spooferをインストールするには、脱獄(jailbreak)しないと無理なようです。
Androidの場合は普通にインストール出来るようです。端末を持ってないので確認出来ませんが。。。
で・・・思うのですが、「カレログ」についての賛否両論がある中、このように偽装できるツールも存在すれば、冒頭に書いた「いたちごっこ」になりますし、こんなツールを入れてまで確認(必要がある場合もあるかも?)するのって目的がよくわかりません。名前の通り彼氏の行動をトレースするのが目的なのですよね?
位置情報やアプリ一覧、通話記録・・・って、どうなのでしょう? 何のやましいことがなくとも、ここまで管理されるのは、私だったら無理です(笑)
例えば、子供や徘徊老人、ペットなどにつける位置情報サービスは必要性を感じます。自ら場所を知らせることが出来ないからです。セキュリティに100%がないのと同じく、どんなことであっても、事前に出来ることを「どれだけやれたか?」しかないと思っています。
アプリは便利なことのが多くあると思います。ただ思い出すんですよ。以前に弁護士先生に言われた言葉。「契約書上、どのように自分にとって有利な文言が入っていても、仮にそれを合意出来ても、お互いの信頼関係が大前提にあってこそ、意味をなすのだよ!」と。正直、頭をハンマーで殴られたような感覚を鮮明に覚えています。もちろん、法律上の契約に合意する方向に持って行くための内容についての調整だったのですが、出来るだけ良い条件、内容に・・・と、それだけを考えて相手のことは考えていませんでした。
人は1人ではなにも出来ない訳で、相手との関係性においてはじめて成り立つものだと思っています。バカボンパパの名言に「ママがいるからパパなのだ!」と普通に聞けば当たり前のような言葉でも、相手である「ママ」がいなければ、「パパ」ではなくなってしまうのです。
実際にアプリがどれだけ使用されているのかわかりませんが、「大前提」と「大義」だけは忘れたくないものです。中心を自分に持ってきてしまうと、つい忘れがちになってしまうので、自分に言い聞かせるように書いています。
スマートフォンな時代になってきたのは便利ですが、Facebookの書き込みから情報を入手しTwitterで相手の行動を読む「最近の泥棒」はハイテクだ!や【動画】FacebookやTwitter上の行動をリアルで再現:結構ヤバイ感じがするも考えると、自分なりの使い方を今一度考える機会なのかもしれませんね。