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~攻撃は最大の防御なり~正解のない対策を斜めから斬る

安心なインターネットは、ネットリテラシーの啓発から・・・

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青少年が安心してインターネットを利用できるよう、民間主導の取り組みを――NTTドコモなど携帯電話事業者やヤフー、ミクシィなどネット関連企業、 PTA全国組織や地方自治体の代表者、大学教授など19人が発起人となり、「『安心ネットづくり』促進協議会」を来年1月に設立する。

具体的には、(1)全国でシンポジウムを開くなど、ネットリテラシー教育の普及啓発活動、(2)ネットを安全に利用してもらうための目標「自主憲章」をサイト管理者が作ったり、第三者機関による認定制度の普及を促すなど、自主的な取り組みの促進、(3)啓発活動を紹介する機関誌やポータルサイトの運営―― などを行うことを検討している。

まずは、青少年が安心してネットを使えるようになる、このような取り組みを歓迎します。

ダメ!ダメ!では、何がどのようにダメ?なのか、わかりません。インターネットは便利ですが、その影の部分も知っておかなければ、ならないのです。危険だけを並べても意味がありません。全体がわからないと部分だけの判断では見えないのです。

ネットリテラシーを広義に捉えれば、情報リテラシーになります。何をもって、その情報をどう判断するかは、人それぞれに違いがありますが、アプローチは多数あるということを知ることが、何よりも大切だと考えます。

違いの1つに「立場」があります。“インターネット情報リテラシー向上”~天使&悪魔と先生から知る~ Watch Agent情報通信ベンチャー支援センターで出させていただいたことがあります。天使と悪魔による「立場」の違いが「選択」に大きく関わってくるというものです。

例えば、ネット上で誘惑があった場合に、ちょっとは考えてから---行動するのは知っているのですが、もしかしたら、そんなのもアリかもしれない。。。なんて「もしかして」の部分に期待をするものです。

悪魔は「ささやくように」誘導し、天使は「それ大丈夫?」と。。。新幹線のようなスピードで掛け合います。先生はそれらを解説する立場です。その後、大きく進んでいない企画倒れになってます(笑)←復活させたいです!

情報セキュリティ標語も、その1つで身近なところにある「落とし穴」を短い標語で啓発します。

これらは青少年に限らず、大人の人たちにも有効です。

価値観の違いはあったとしても、多種多様な考え方があり、その中から自分の判断ができるようにする補助的な役割をする1つであると考えます。

インターネットには、光の部分がたくさんあります。光があれば必ず影が出来てしまうのです。光も影も両面を知ることで、より光の部分であるインターネットの楽しさが増えるのはないでしょうか?

知らないことが、何よりも問題であり、それにつけ込む影も潜んでいるのです。

・・・知らなかったほうが良かった。。。なんてことも「たまに」あるのですが、ここでは触れないでおきます(笑)←思い出したくないって言い方が正しいような(自爆)

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