思った通りに身体が動かないこと

先週のことですが、食事を終えて祇園から今出川まで夜中に歩いていると、烏丸御池と丸太田町のちょうど間くらいで突然人も車もまったくいない、バニラスカイのような静寂が訪れたんですね。「この世界には私一人しかいない！」という幻想的な瞬間になんだか気分が高揚して思わずダッシュをしました。

しかし最近ランニングをさぼっていた私の体は思った通りには動かずつかの間の駆け抜ける歓びを味わった後、足がもつれて私の池中玄太な体がふわりと中を舞い、スローモーションを見ているかのような速度で地面にたたきつけられました。地面に顔と、ひざと、手を激しく打ったようです。しばらく何が起きたのかわからず、体がしびれて動きません。しかしそのままずっと寝っ転がっているわけにもいきませんので徐に立ち上がり、しびれている手を見ると

手が真っ赤に染まっているではないか。

「なんじゃこりゃあ！！！？？？」

血まみれになった手を見て故松田優作ばりのセリフを放った私はなんてユーモアがあるんだろう。とひとりごちながら前方に吹っ飛んだと思しきiPhoneとばらばらになったメガネを拾いました。

メガネはずいぶん昔にゼットオーエフエフであつらえたものですし、代替機が家においてあるので問題ない。

iPhoneは・・・画面がわれているじゃあぁん。。電源は問題なし。しかしタッチパネルがうまく反応せずロック解除ができん。

会社から支給された携帯電話は無傷。そしてAppleWatchも無傷。

じゃ、ま、いいか。とジャマイカ男になりきった私はその場を何事もなかったように歩き去ったのでした。

教訓：思った通りに身体が動かないこともある。準備体操を怠らないようにしましょう。（違うか）

皆さんもお気を付けくださいませ。