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もしも洞察力があったなら……。

京都のごみ袋。1リットル1円の意味

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京都と関東(主に東京と埼玉)を早速行ったり来たりする身となりまだろくに京都のことを知らない中でのお話とご容赦ください。

先週京都市上京区の新居でヤマト運輸さんに運んでいただいた引っ越し荷物を受け入れた際に、きっとごみが出ると思って京都市指定のごみ袋を近所のファミマ(コンビニ)まで買いに行きました。なんとなく仲間から聞いてはいたのですがいざ購入時に改めて驚いたのがそのごみ袋は「1リットルにつき1円」だったことです。30リットルなら30円。市販で一番大きい45リットルは1枚45円。こちら10枚入りで450円です。

PolyBag1Kyoto.jpg

少なくとも私の知る千葉県野田市、東京都中央区や豊島区、埼玉県川越市や富士見市ではここまで高くなく(富士見市や東京23区は規制なしで汎用袋OKのためダイソーなど100均で30枚100円程度)正直「ごみはなるべく減らそう、出さないようにしよう」というように思いました。

京都市のホームページでは、ごみに対するコスト意識の醸成、受益者負担など、啓発的なことがいろいろ書いてありますので、一つの考え方としては納得がいくものがありますし、奏功しているものと思われます。結構かと思います。しかし高い。

なので繰り返しますが、なるべくごみは出さないようにしようとか、自分が出すごみの量に適した袋を買うことにしようとか、いろんな意味で思考が働くのは間違いなさそうです。それはとてもいいことだと思います。しかし高い。

実は私の義理の家族がかつてポリ袋製造会社の経営に携わっておりまして、断片的ではありましたが少し話を聞いていたので、単なる製造原価レベルの話から比するとシンプルに相当な利ザヤが内包していることになります。ただし、その利ザヤは決して袋メーカーが得られるものではありません。相当な薄利多売です。余談ですが昨日も家電量販店で必要な買い物をしたところ、持ち運びのために袋をお願いしたらすごく小さなポリ袋に5円をお支払いしたのです。この場合の絶対的な金額についてどうこうは申し上げませんが原価:マージン的な見方をするとちょっと高すぎないかと。

環境問題に直面していますから大局的にプラスチックの廃棄を減らしましょうとかもちろん理解していますし、賛同していますので取り組みそのものに異論はございません。しかしその得た利ザヤ分はどこにどう使われるのだろうか。どこかにこうしたことの報告書が公開されているのかもしれませんのでいずれ確認をしてみようとは思います。京都市初心者故、素朴に気になるのでした。

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