膝がすぐに痛くなる(ヘタレ)ランナーが履くべきシューズ
こんにちは。9か月で12キロのダイエットに成功した玉川です。
皆さん、走っていますか?
キロ6分以上、東京マラソン未経験の全国のランナーの皆さん、フルマラソンでサブフォーだとかサブスリーだとかのたまう猛者ランナーたちに「毎日走るといいよ」「少なくとも週に2回から3回は走らないと」などのマラソンハラスメント(略してマラハラ?なんか変な響きだ)を受けている皆さん。走り続けたいけどすぐに息はあがるし、苦しいし、かかとや膝が痛くなって続けることができない皆さん。
大変心苦しいでしょう。お気持ち察します。
ご周知のように「走る」って、人類が考えた最も単純な運動なので、敷居は低く、だれでも始めることができます。
でもね、「走り続ける」って難しいんですよね。
「なぜ走るのか」という自問自答に明快な回答を常に持っていなければならないし、今日走らなくったって誰も困らないし、冬は寒く夏は暑いし、春は花粉症でくしゃみが出るし、なんてったって走ると膝が痛くなって続けることなんてできません。
そんな声が聞こえてきそうです。そしてこれは一昨年までの私そのものです。
百歩譲って、「なぜ走るのか」は健康のためです。今日走らないと脂肪が増えるので僕が困ります。冬は走れば暖かくなるし夏は走れば汗をたくさんかいてそのあとのシャワーが気持ちいです。花粉症はがまんします。と回答をすることが可能です。
でも、膝が痛くなってしまうと、どうしても走れないんですよね。ひどくなると立ち上がって歩くことさえできなくなることもあります。
ところで、TBSさんで放送していた池井戸潤原作のドラマ「陸王」観ました?読みました?あのドラマでは、仮面ライダードライブ扮する茂木選手こと竹内涼真氏が膝の故障を乗り越えて復活して大活躍するお話なんです(諸説あり)けど、その膝痛を克服するためのキーワードが「ミッドフット着地走法」なんですね。
ミッドフット着地ってなんでしょうね。専門家の解説によれば、走るときには大まかに、
1)足のかかと「ヒールストライク」で着地する
2)足の真ん中「ミッドフット」で着地する
3)足のつま先に近い「フォアフット」で着地する
三つの方法があるそうです。
その中で最も体全体の鍛錬に適し、膝への負担を軽減できるであろう着地が今回の陸王で話題になった「ミッドフット着地走法」ということでした。プロもしくはセミプロの猛者ランナーたちは自ら最適な着地方法を身に着けるためにフォームのトレーニングをして調整を行うようです。
一方、私のように年齢ばかりシニアで膝がすぐに痛くなるヘタレランナーはちゃんとしたフォームの習得などできるはずがありません。いや本当はちゃんと指導してもらったらできるようになるのかもしれませんが、そこまで投資する情熱はなかったりします。(わりと本音)
だから、こういうのがあったらいいですよね。「履くだけで自然とミッドフット着地走法が実践できて膝が痛くならず、長く、継続して走ることができる靴」
そんなのありませんよ。あったらとっくに大手メーカーさんが作っていますよ。
と思いますよね。でもね、実はあるんですよ。
履くだけでミッドフット着地走法ができて、膝が痛くなりにくい靴が。(ただし、個人の感想です。)
ジャーン。それがこれです。
MBT(マサイ・ベアフット・テクノロジー=マサイ族の裸足の技術)
靴底がまーるくなっているでしょう?変な靴ですね。
英語ではロッカーボトムシューズというそうです。ロッキングチェアみたいにぐらぐらするからですね。
で、この靴で走るとですね、かかとはほとんど接地しないで走ることができるんですね。ミッドフットで着地するということはどういうことかを実感するのにとても役立ちますし、私の場合は、膝が傷むことが一切なくなったので2017年度はダイエットを開始する少し前から数えて10か月で100回、750キロを無事に走ることができました。
継続は力なり、です。
さて、年も明けて、久しぶりに吉祥寺の「MBTウォーキングスタジオ」に出向いたところ、なんと残念なことに閉店セール(2018年1月21日まで)をやっておりました。(詳しい事情は不明ですが、輸入取引会社が変わるからとか。)
そうかそうか仕方がないよと買ってしまいました。今度は昨秋発売されたばかりのランニング専用シューズ。かかとの「センサー」と呼ばれている部材がウレタン素材で極端に柔らかく、走りながらかかとを地面につけることができない、そんな不思議な走り心地です。変な靴。
おや?
この靴で何気なく10キロを走ったらキロ6分を切ってしまいました。楽に、です。
そして初めての体験ですが、フォアフットが痛くなりまして、不思議なトレーニング感覚です。
なお、ロッカーボトムシューズには特別にカロリーを消費したり何かを鍛えたりする結果は確認できていない、とされていますので本稿はあくまでもいちユーザーの個人的な感想として受け止めてください。また、MBTに興味をもった場合は必ずMBTの専門家のアドバイスを受けるようにしてください。一般的な靴屋さんでもまれにMBTは扱われていますが、知識も説明も中途半端だったり雑だったりしますのでよい靴に出会える可能性が下がると考えるからです。
また、収集と分析が得意な小俣さんが詳しくランニングシューズ体験記を書かれているので細かいことはそちらに譲るとします。