なぜ、文章を書くのですか。それは、なぜ泣くのです?風が痛いから。に似ている
「あなたはなぜ文章を書くのか」
というオルタナトークに反応してみます。
ずばり、それが仕事の一部だからです。
広報という仕事に携わって二十余年。ニュースリリースは累計で千本くらい。このほか、記事の執筆や、もちろんこのブログでも数百の記事をエントリー、したためてまいりました。
他に、個人的には、体験談の寄稿やルポでいくつかの刊行物に書いてきました。
初めて自分の文章を披露したのは、とあるマニアックな模型関連雑誌への投稿でした。中学生のころでしょうか。当時は香港に在住していたので、海外からの郵便が珍しかったのでしょうね。なので、他にもいいのがあっただろうに、露光不十分のちょっとアレな写真とともに私の文が掲載されたのです。
それから目覚めたわけではないですが、私小説を書いていた時期がありました。星新一や筒井康隆作品に没頭(当時流行の大藪晴彦作品も)していたので、軽いSFのようなものです。結局表に出ることはなく、身内の読者だけですべてお蔵入りしてしまいました。
学生時代には、なぜか一時ロシア文学にハマっていたことがあって、その影響でちょっと暗めの私小説を書いていました。読者はかろうじて数名いましたが「難しくて意味がよくわからん」かったようです。
*ロシアとは関係ありませんが、ラケシス、アトロポス、クロートに関する抒情詩を書いたのを今でも覚えています。確かに、難解だったかな、と。今や笑い話です。
ワープロやPCの普及もあって「書く」よりも「打つ」「叩く」のが主流になってきましたが、今でも書くのは、脳内ではじけるシナプスを整理していくのにとても役に立つからです。
ごしゃごしゃになっているアイディアを一度書くことで吐き出し、その吐き出した内容を人に話して意見を求めることで「Try&Error」を重ねる。そして生き残った秀逸なアイディアを実行する。これが王道ではないかもしれません。しかし、情報の精査の仕方としては割と上手くいっているな、と実感しています。
皆さんはいかがでしょうか。
*ところで、タイトルの由来はこちら。
*タイトルを修正しました。風邪-->風
*一部の見苦しい誤記、誤植を修正しました。