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もしも洞察力があったなら……。

イラストレーターというお仕事。

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義妹がイラストレーターとして活躍をしている。

年末のご挨拶といえば、カレンダー。

ということで、東京事変のメンバーを義妹が手描きした、「Incidents Tokyo Gesellschaft 2012」カレンダーが手元に届いたので見てみた。

すごい迫力だ。
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今後ますますの活躍を期待したい。

一方で、実写をイラスト風にする技術も発達している。
友人でカメラマンでクリエイターの橋本篤生氏が最近出した本が、「Photoshop手描き風テクニック」である。
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私の知る限り、二人とも、黙々と仕事を完成させる職人であり、その発想力や表現力に限界を持たないアーティストである。

写真のようなイラストと、イラストのような写真と・・・
職人と芸術家と・・・

一般論で恐縮だが、その作品の良し悪しは、制作者の満足度に関係なく、受け止める側が決める。見た人がどれだけ感動をするかによって評価や価値が変わってくるといわれる。

私の友人のあるデザイナーは、「商業美術家とは、つまり、エンターテイナーであること。」という名言をはいた。それは、自分の赴くまま自己表現をし続ける方々と、世の中に受け入れられることを最優先に取り組んだエンターテイナーたちとは、生きる方向が違うということなのだそうだ。

良し悪しや好悪ではない。いま、テクノロジーが発達して、アナログとデジタルの境界線がとても曖昧になっている。デジタルの作品にもぬくもりを感じるし、アナログの作品が冷たかったりもする。きっとこうした多様化やクロスオーバーが世の中の変化そのものなのだろうと思う。この二人は、時代の寵児とでもいおうか、まさに現代カルチャーの交錯である。

音楽だってそうだ。昔は一所懸命楽器を練習してからじゃないと音楽なんて創ることができなかった。

しかし、DTMに始まって、GarageBandや、Kaossilatorなどの道具が発達し、しかも今ではあのちっちゃなiPhoneでたいていのことができてしまう。練習はいらない。指一本でだ。

こうなると、音楽を楽しむ行為も変化していく。BGMや、ビートに身をゆだねる、真剣に聞きこみ涙する。様々な聞き方にあわせて音楽の創り方も変化しているのである。どれが新しいとかではない。多様化する聞き方に合わせて創られていくのだ。

創る人も、それに触れる人も、自由な時代になってきた。テクノロジーが引き起こしたクリエイターたちの変化、といっていいかもしれない。

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