ロードバイクに乗り始めた理由
しばらくサボっていたサイクリングに行ってきた。久しぶりである。
自転車は昔から、なんちゃってマウンテンバイク(この自転車で悪路を走らないでください、と表示してあるダブルサス&ブロックタイヤの自転車)に乗っていたのであるが、主に近所の足としてしか使っていなかった。
いろんな人に「自転車は面白いよー」と勧められた。あのかっこいいドロップハンドルのロードバイクなんておこがましいが、せめて今の自転車を乗り倒してみよう、ということで今年の5月頃から中距離を乗り始めた。はじめは20km。毎週距離を延ばして、30km、40km、50kmと。ついに土日の二日で100kmを走破できるようになっていた。極めつけは夏季にチャレンジした、「那須まで自転車」である。片道150kmをなんとか走破したのである。(最長走行は1日111km。平均速度は15km程度)
マウンテンバイクでこの距離を走れたのだから、ロードバイクなんて乗っちゃったらどんな世界が待ち受けているのだろうか。などと、道具に頼った夢を見るのは人の常。ということで、夏も終わるころに、ほぼ見た目で決めたDe Rosa R848を導入したのである。
お尻が痛い、前傾姿勢が辛いとか、自分の体がなっていないことによる不平不満があるが、なにせ、無風状態なら軽くこいで25-30km/h出るのだ。このスピード感はたまらない。
こうして慣らし運転をして楽しんだ頃に、冬がやってきてしまった。寒い。寒いのである。
冬服もってないし。
ということで、すっかりサボっていたのだが、金曜日にたまたまTwitter経由で、ブロガー&ライブ仲間のコマちゃんこと小俣さんに「明日、寒そうだけど行かない?」と誘われたわけだ。寒くてサボっていた。それなのにツーリング行くなんてちょっとなぁ、と気後れもあったのだが、せっかくのお誘い。こっちはへたれなのでスローペースでお願い、ということだけ条件に行くことにした。
結論を言うと
楽しい
最高だ
荒川サイクリングロードをひたすら北上。吉見百穴で有名な吉見町のうどん屋がゴールだった。往路は向かい風に見舞われ、トレーニング不足(というか、やってない)の私の足では、時速15kmが限界というなんとも情けない走行になってしまった。そして、辛い、遠い、無限に感じるゴール。。。ほとんど涙目でひたこいでいたわけだが、予定時間を大幅に過ぎて何とかたどり着いた。もちろん、毎週のようにトレーニングしているコマちゃんは涼しい顔。
(実は、あと少しでうどん屋だよ、と聞かされてからは急に元気が出たりしていた。人間ってのは、目標までの距離、それもあと少しでゴールだよ、飯だよって聞かされるとやる気が出るものだ。)
肉汁あぶら味噌うどんという、吉見B級グルメの品を頂いた。この店は並もりでも600gのうどんを出してくれる。大盛りはなんと1kg。おなかいっぱい、元気いっぱいである。
さて、帰りは見事な追い風。往路の苦行に比べてなんという落差だろうか。平均30km/h超で一気に南下する。ホンダ航空の飛行場でヘリや飛行機の着陸現場を見ながら休憩をとると、あっという間にスタート地点に戻った。つまり、ゴールである。
コマちゃんとひとしきり談笑をした後、さらに15kmほど走って帰宅。走行距離は70km。まあまあ、ですな。家に着くとなんだか気が抜けてどっと疲れが出た。(前日やや睡眠不足だったこともある)バイクのタイヤを外して拭き掃除をした後、ストレッチをやって、あっという間に寝てしまった。
で、朝起きたらすっかりひどい筋肉痛である。普段どれだけ鍛えていたかっていうのはここに現れる。
今日は一日この痛みと向き合って、今後の運動計画を練るとしよう。
コマちゃん、また行きましょう。
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