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もしも洞察力があったなら……。

ふくしま会議:福島で生きる。世界と生きる。

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福島大学に来ています。
これから、「ふくしま会議」が始まります。地元コミュニティの方々主体となって開かれる、これからの私たちのための会議。Ust中継もありますので、ご関心のある方は見に来てください。

UST中継サイトへ

ふくしま会議ホームページ

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↑玄侑宗久 (作家・福聚寺住職)氏


野田総理からメッセージから届いたので、ご紹介。

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野田総理から
「ふくしま会議2011に寄せて」

福島の再生なくして、日本の信頼回復はあり ません。福島の多くの声を集め、皆で福島の現状を分かち合い、福島の未来を話し合う、そしてその福島の声を県内外、世界に届けることは福島の復興にとって 大切な事です。その場としての「ふくしま会議2011」の開催を心から応援します。

また、同会議の開催に至るまでの関係者の方々の御苦労に心から敬意を表したいと思います。

生まれ育ったふるさとに、原発事故のために 戻ることができない状況に遭遇している方々の心情を想像すると、胸が締め付けられるような想いです。困難な状況に直面している人々を救うことができなけれ ば、政治家として、総理大臣として、務めを果たしたことになりません。

とりわけ原発事故の早期収束は、私の政権が抱える最優先課題です。放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられている状態、いわゆる「冷温停止状態」をできるだけ早く達成できるようにしていきます。

また、拡散した放射能を取り除く除染も進めなければなりません。我が国の除染活動については、IAEA(国際原子力機関)から基本的方向性について評価していただいたところですが、引き続き政府を挙げて取り組む体制を整備し、適切な実態把握と大規模な除染を国の責任として進め、周辺住民の方々と国民全体の抱く不安を少しでも早く解消できるように努めていきます。

先日、福島の幼稚園を訪問した際、園児の方から、「早くお外で遊べるようにして下さい」とお願いされました。これは心に響く言葉でした。育ち盛りの子どもたちが、外で遊びたいというのは自然な感情です。

これまでの日常の暮らしを取り戻したいという福島の方々の当たり前の願いが実現されるよう、政府として、全力で取り組んでいきます。これからホノルルで行われるAPEC首脳会談に参加してまいります。福島の声をしっかりと世界に届けたいと思います。

世界から福島を忘れさせてはいけません。被災した多くの福島の人々の声を世界に伝える、福島の経験を世界と分かち合うことが福島の復興、更には日本の再生にとっても重要です。それが世界に対する日本の責任でもあります。

平成23年11月11日 内閣総理大臣  野田 佳彦

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