仕事で使うならTwitterのアカウント名は「読めるもの」がいい件
とある会合で出会った某社広報の方とのエピソード。
その会合自体は第三者主催によるもので、会場には数十名のインフルエンサー面々が参加していた。簡単に言うとパーティだ。
そのパーティで知り合った女性は、以前から私のことを少し知っていたようだった。「玉川さんですよね!」と、声をかけられたのがきっかけだった。お名前を伺うと、そういえば、IT業界では辣腕広報としてつとに有名な方だった。少し興味を持っていろいろと話をしてみると、どうやら既にTwitterでは相互フォローをしていることが分かった。その方は、最近仕事を変わったらしく転職のいきさつや新しい事業分野での展望などを目を輝かせながら嬉しそうに語っていたのだ。とっても楽しい方である。
さて後日、私の電話が鳴った。身に覚えのない番号からだったので、ちょっとだけ警戒しつつ、出てみると、「私です、先日お会いした@xxxxxxxxxxxのxxです。」とのっけからTwitterアカウント名で自己紹介をしてきたのだ。xxという本名についていえば、何人か知人がいるので、このTwitterアカウントを交えた自己紹介は秀逸だ。すぐに誰だかわかったからだ。
ここで重要なことは、ソーシャルメディアを交えて関係を創っていくときに、たまたま急ぎの案件で電話越しにコミュニケーションを成立させるとしたら、普段コミュニケーションをしているハンドルネームは「読み上げることができるもの」が望ましいというものだ。例えば、次のようなアカウント名はどうだろうか。
@T_T_LoL
@99_9999
@RX78_2
@8783
@xxxTTxxx
中にはマニア受けで読めないことがないものもあるかもしれない。が、ビジネスコミュニケーションの醸成を視野に入れている場合には、どのようなチャネルであってもコミュニケーションが成立するアイデンテティを確立しておいたほうがよいのではないだろうか。簡単に言うと、電話で名乗れるハンドル名を持つというものである。電話で名乗れる、ということは、どんな場合でも、口にして恥ずかしくないネーミングであることすら重要だ。例えば、次のようなものはどうだろうか。人によってはちょっといいづらい場合もあるだろう。
@goronyan
@hidekikangeki
@katochanpe
@(公序良俗に反する言葉)
Twitterユーザも増え、思うような言葉のハンドルネームは必ずしも確保ができないかもしれないが、出来るだけわかりやすい、覚えやすいネーミングにしておくことは重要ではないだろうか。
ちなみに私のアカウントは@wagamatt。一般的に「ワガマット」と呼ぶ人が多い。名前の由来は、なんてことはない、ttamagaw(a)をひっくり返しただけなわけだが。
*例に挙げたアカウントの一部に実在するものがありますが、あくまでも公衆の面前で声を出して読みづらい事例として取り上げているだけで、他意はありません。もし、アカウント/ハンドルネームの持ち主で不快に思われた方がいたらどうぞお申し出ください。