オリンピックの魅力に拍手。アジアのコーチがメダリストを送り出す日を夢見て
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女子フィギュアスケート。見事なコンペティションでした。入賞8名のうち、5名がアジア人。半数の4名が日系という、何とも名誉な結果です。
今回、銀メダルに輝いた浅田選手。ご本人は少し悔しそうな表情も見せていましたが、世界で堂々の銀メダル。大きな拍手を送りたいと思います。
私が注目したのは滑り終わった後に得点発表を待っている間のコーチたちの姿。まるで親のように選手をたたえ、気遣い、そして喜ぶ様子。栄冠に向けて共に取り組んできた、素晴らしい信頼関係を読み取ることができました。そして、バンクーバーからの映像に映ったコーチのほとんどはアジアではない国の方々。かつて氷上で舞った、トップレベルの人たちがコーチにつき、後進をやはり世界一にしていく。そこには人種や国境の壁はありません。グローバルな切磋琢磨があるのです。
アジア人のフィギュアスケートでの活躍がますます増え、将来のオリンピックでは、もしかしたら選手と抱き合うコーチの姿がアジア一色に染まる時が来るかもしれません。そうすると、メダルを勝ち取る選手がどこの国の人であったとしても、それを見つめる私たちはもっともっと楽しめるようになると思います。
今回の氷上対決、未来への展望を強く感じました。すべての選手やコーチ、スタッフの方々に、改めて拍手をお送りします。
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