(仮)広報マン(ウーマン)に必要な転職のための鉄板条件--異職種への応用も可能
*このエントリーは、世の中の広報担当者に、もっと転職しましょう、というようなものではありません。むしろ、その反対です。地に足をつけ、がんばることが大事。そういうことを念頭に。。。
「あたりまえだけどなかなかつくれないチームのルール」という本を読んでいる最中に考え始めたら止まらなくなってしまいました。
広報担当者が「よし、わかった!」といって別のステージに巣立っていく適切なタイミングはいつだろうか。チームメンバーはどのような目標を立て、キャリアを意識して成長を続けるべきだろうか。
広報は、コミュニケーションをつかさどるファンクション。
企業によっては社内、社外、そして、コミュニケーションの相手はマスコミ、社員、コミュニティなど、多岐にわたっています。
さて、時に、他社の広報の方と接する機会があります。そのときに、「優秀な人だ!」と感動することが。そういった皆さんに共通していることを見出してみました。
ひとつめは、当たり前の話ですが、スキルがあること。
スキルとは、ノウハウと実行力があることと理解しています。広報活動を実践し、結果を出す上で、スキルは必須ですよね。メディア発表のノウハウ、ブログコミュニケーションのノウハウ、要約するスキル、所謂コミュニケーションスキルもここに含まれます。
ふたつめは、ネットワークがあること。
簡単に言えば、人脈です。人々と繋がり、コミュニケーションをするためのパイプラインを持っていることが、広報担当自身のアセット(資産)になります。広報は、広報する相手がいなければ意味をなしません。そうした相手とのパイプラインを、誰に、どのように築いているか、というのは一朝一夕では得がたい大きな価値と考えます。
みっつめは、実績があること。
第三者が広報担当に信頼を寄せる重要なファクターがこの実績です。必要なときに必要な情報を提供した実績、新聞社の問い合わせに速やかに対応した実績、ブログの更新や得たコメントに適切に対応していく実績、世の中のトレンドに作用したという実績などなど。広報の周囲にいる、コミュニケーションの対象者や評価者は、広報担当のこうした「Influence the Influencer」(影響するものへ影響せよ)という実績を作るたびに信頼の積み重ねをしていくのです。
まとめると、
- スキル
- ネットワーク
- 実績
この3つが、従前に描いていた目標レベルまで到達したとしたならば、その広報マン(ウーマン)は次のステージ(昇進、転職など)に上がるときであるといえるでしょう。逆に言えば、スキル、ネットワーク、実績が満足のいくレベルにないとしたら、昇進や転職はまだ早い、といえると思います。
・・・とここまで書いて、それって広報だけの話じゃないよね、と気がつく。自己のキャリアを確実なものにするためのフレームワークとして思考することにします。
ですから、
どんなスキル?
どんなネットワーク?
どんな実績?
自らに問い、これらが自分の従事している分野で満足のいくレベルにあれば、次のステージへ、ということになるのかもしれません。
*個人的見解です。