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もしも洞察力があったなら……。

トリビューンがChapter11。新リーダーに転嫁する感じはちょっとビミョー。私たちは努めて予防のススメ

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ロサンゼルス・タイムズや、シカゴ・トリビューン、ローカルテレビ局などを擁する全米第三位規模とされる有力メディアが破綻しました。

同社はメジャーリーグ、シカゴ・カブスのスポンサーでもありましたが、フランチャイズをオークションにかけるため、今回のChapter11ファイリングには含まれていない、とはトリビューンの弁。

不動産王、サミュエル・ゼル氏が同社を昨年82億ドルで買収したが、その資金の多くは借り入れによるもの。その負担は大きく、また、主事業が伸び悩んだことも原因のひとつ。今回の破綻で経済的な影響は相応にあるだろう、とウォールストリートジャーナルが報じています。

また、12月10日付、日本経済新聞朝刊7面では「米新聞に二重苦」と題し、

ネット台頭、部数減少
金融危機で広告不振

がメディア界を襲っていると。

全米には地方紙を含め1400紙ある。今年九月末までの半年間の平均発行部数で上位25紙のうち1年前に比べて部数を維持したのは首位のUSAトゥデイと2位のウォールストリート・ジャーナルのみ。販売の減少が広告収入の減少を招く悪循環に陥っている。

ウォールストリート・ジャーナルに掲載されたゼル氏のコメントでは、トリビューンは消えるわけではなく、業務は通常通り遂行されると対応。

経済環境が芳しくない中、もっと早く判断をなぜできなかったのか、という記者の問いに対しては、「新しい大統領が“勇敢な希望”という本を書いたから。」とコメント。

言葉のウィットは効いているのですが、それを新大統領に関連させた真意は、ちょっと理解しがたい。

なんだかむちゃくちゃだ。がんばれー。
日本は感染予防。マスクに手洗い、うがいを励行です。

(アメリカがくしゃみをすると日本が風邪をひくらしいので)

参考メディア:WSJ、日経、朝日ほか

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