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もしも洞察力があったなら……。

バリュープロップは、オンリーワン仕様

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永井孝尚さんの「戦略プロフェッショナルの心得」が紐解くバリュープロポジションとは、

  1. 顧客が望んでいて
  2. 自社が提供でき
  3. 競合他社は提供できない価値

です。この本では続けて、町の電器屋さんにおいては、提供する「価格よりも、設置、設定や、故障時のサポート」というきめ細かいサービスが量販店とは異なるバリュープロポジションである、と解説をされていました。

さて、話は転じて、2ヶ月遅れで、友人から誕生日のプレゼントをいただきました。写真が、それ。

Cimg1011今年、急に日本酒を楽しみ始めたことを知ってか、オンリーワン仕様のボトルを、インターネットサービスで注文してくれたそうです。中身は、長野県伊那の純米吟醸。ラベルに、大きく私の名前が刺繍で入っています。和紙ラベルに刺繍ですから、いったいどうやって作られているのか、良くわかりませんが、質感がとっても高い。感激しました。

ラベルの脇には、私をイメージしたメッセージが。ちょっとしたジョーク交じりの文言なので、ここでの紹介は割愛しますが、なかなか面白い工夫です。

とあるコンサルタントの方によれば、「プレゼントというのは、どのくらいお金をかけたかではなく、どれだけその相手のことを思い描いて選んだかによって感動が変わる」とのこと。なるほど、こうしたプレゼントの選択には手間暇がかかりそうです。

熱烈なファンでなければなかなかわかりづらい差別化ポイントも、こうした、オンリーワン商品提供のサービスをすることで、ユーザーにわかりやすい価値提案をしているのだと、実感をしたのです。

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