感謝祭~Black Friday。さて、今年の傾向は?
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アメリカは、感謝祭でした。11月第4木曜日がその日。感謝祭とクリスマスと独立記念日(7月4日)は、日本でいう盆暮れ正月。帰省ラッシュなどでてんてこ舞いなのが全米の風物詩のようです。
さて、Black Friday、ご存知ですか?感謝祭のあけた翌金曜日は、それまでお店を閉めていたりするので商売がさっぱりだったが、この金曜日からクリスマス商品を買い求める客が急増し、赤字だった商店も黒字に転じることから、黒字の金曜日、すなわちブラックフライデーと呼ばれるようになったとか。同時に、この日は、クリスマスを視野に入れた冬季大バーゲンの開始日でもあるのです。全米のデパートやショッピングモールでもっとも安くモノが買えるのがこの日から。
米国在住と思しき中国系アメリカ人のTwitter(マイクロブログ)からは、バーゲン店開店時の
模様が報告されたりしています。“すごい人ごみ”だそうです。
さて、値引きがないことで知られるアップルもこの日ばかりは様子が異なります。サンフランシスコのアップルストアでは、5-10%のディスカウントも実施されているそうです。
CNNの報道では、今年は景気減速の影響を受け、消費者はBlackFridayバーゲンのために長蛇の列をつくるものの、購入予定リストは従来より点数が少なく、概ね3品以内にとどまっているとか。店内の滞留時間は物色する商品が少なくなることが影響して短くなるというのが予想でした。しかし、少しでもいいものを安く買おうと、消費者は購買意欲を掻き立てられているようです。
その国にはその国の時間軸がある。カルチャーを理解するうえでこうしたイベントや風習を把握することで、コミュニケーションもとりやすくなるかもしれません。
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