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もしも洞察力があったなら……。

共感を醸成するコミュニケーションの方法(バンコク発)

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心理学の専門化が、リーダーシップの変革とは何かを説く。
今日のセッションでのこと。

リーダーシップとは何かを構造化し、その知的な側面と、感情的な側面を紐解いていきます。なかなか面白い。少人数のため、発言や質問の機会が多く、双方向であることを含め、自身のインサイト(洞察・見識)を深めることに大いに役立てそうです。

さて、特に面白かった視点の一部を披露します。

コミュニケーションという仕事をする上で、とても興味をもったのが、共感醸成のためのコミュニケーションメソッドというものでした。

図解を試みます

Commmethod



人は共感を醸成するコミュニケーションを行う上で注目すべきは

  • どのようにコミュニケーションをするか
  • 何を言うのか
  • メッセージは何か
  • 築きたい関係はどのようなものか
  • 自分は何者か

の5つ。下のほうが重要度が高いとしている。つまり、ある目的を持ってコミュニケーションをする場合、1)まず自分が何者であるのかを決める、2)相手とどのような関係を築きたいかを考え、3)メッセージは何かを決め、4)具体的に何を言うのか、5)どうやって届けるのか、を整理しておくと、Empathy(共感)を醸成することができる。共感を醸成できれば、コミットメント(ゴールへの執着)の確立がしやすくなる、というもの。

*実際には、コミットメントの確立にはこの共感醸成のほかに、見直し(reframe)やイメージ化、真の対話という要素がリストに挙げられています。

変革リーダーシップ確立のための一要素ですが、様々な場面で応用ができそうです。

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