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新元号の考案の中での最有力候補の発表

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去る3月14日にお知らせしました通り、実は成迫は新元号の考案について政府より委嘱されていました。

新元号案の考案は「高い識見を有する者」に委嘱すると定められており、国文、漢文、日本史、東洋史の各分野の有識者に加えて、いまや知るひとが減ってしまった絶滅危惧種であるIBMマクロアセンブラを含めたコンピュータ言語史に詳しい私、成迫剛志に新元号の考案を託されていたのです。

いよいよ本日2019年4月1日に平成に変わる新元号の発表が行われます。発表は本日11時半に予定されていますが、発表に先立ち、私が考案し政府に提出した新元号案についてお知らせしておこうと思います。何故ならば、私の考案した新元号案が採用される可能性が非常に高いからです。

私は新元号の考案に際して、まずは2つの漢字を選ぶことから始めました。

私が選んだ最初の漢字は「西」です。

「西」は、風水において「西に黄色」と言われるように「西」は元々実りを表す方位です。1990年台前半からの「失われた20年」、そしてこのまま続くと「失われた30年」となりかねない日本ではありますが、「失われた20年」においても日本では元来勤勉な人々によってあらゆる分野においてたゆみない努力が行われ、様々な成果が生み出されています。まさに水田を耕し、田植えを行い、水を絶やさず、地道な努力を積み重ねてきた日本にとっては、これから豊かに実った稲穂の収穫の時代を迎えます。実りの「西」の時代の到来です。

また、「西は情の文化、東は筋の文化」と言われます。近年起こっているイノベーションの大きなうねりは、従来の筋の文化ではなく、情の文化によるものと考えています。筋の文化においては人々の本心が語られることなく従来の伝統や慣習が重んじられる傾向にあります。それに対して、情の文化においては、コミュニティの中での密なコミュニケーションに加え従来のコミュニティを超えたより広い世界を対象とした「まごころ」「誠意」「思いやり」によって本心をぶつけ合い、皆でより良くしていこうという集団心理状態となります。この「情の文化」によって前に述べた蓄積された成果を「実り」とすることが可能となるのです。

この二つの営みによって我が国は、「西方浄土」「西方安楽国」「西方極楽」といった、より国民が豊かな生活をおくることのできる国となることができるのです。

私が選んだ二つめの漢字は、「歴」です。

「歴」の起源は古代エジプトにおいて、ナイル川の氾濫の時期に周期性があることに気づいたことと言われています。その後、人類が農耕を行うようになると、適切な農作業の時期を知るのに暦は重要なものとなっていきました。周期性を把握し農作業の時期を知るためには、日々記録することが重要であり、これが「暦」の原点です。
現在社会においても「暦」が重要なことに変わりありませんが、さらに近年の人工知能技術の発展によって「日々の記録」が重要となってきています。機械学習にせよ、深層学習にせよ、そして人工知能技術を用いない所謂ビッグデータ処理についても、日々の記録、すなわちデータの蓄積は極めて重要です。戦略に基づいた最適なデータの蓄積こそが今後の国家の繁栄と国民の豊かな生活に欠かせないといっても過言ではありません。すなわち「暦」の原点に我々は立ち戻る必要があると言えます。

以上に挙げた二文字を組み合わせ、私が考案した新元号案は、

「西暦」

です。

まさにこれからの日本の進むべき道をあらわしている二文字であり、故に私はこの「西暦」が新元号となると確信しています。

なお、「西暦」が採用する際には、本年を「西暦19年」とすることを条件とさせていただいております。IT業界のみなさま、ご安心ください!

追伸:新元号の考案に際して「四月」および「馬鹿」(つなげるとエイプリルフール)も検討をいたしましたが、昨年からの急激な「四月馬鹿」への批判や自粛のトレンドを鑑み、検討対象から除外させていただきました。

参考:過去の4月1日のエントリー

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