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IT人材育成で考慮すべき世代経験マップと未来予測

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先週、IBM天城ホームステッドで開催された天城ITフォーラム「組織改革・人財育成」というセミナーに参加させていただいた。 20社を超えるIT部門責任者の方々とのワークショップは非常に有益で、皆さん多かれ少なかれ人財育成、特に企画人材の育成に悩まれていることが共有された。

この人材育成の議論の中で断片的ではあるがいつも出てくる項目は、"世代間のギャップ" であった。 メインフレーム世代のIT部門責任者と若手では、育ってきた自身の年代の社会情勢が異なり、またIT環境も違う。 そのため、当然のことながら経験も異なる。 それが、考え方や価値観、モノの捉え方の差を生んでいる。 これが "世代間のギャップ" であろう。 こんな話が、漠然と、かつ断片的といくつかの議論ででてきたので、週末にIT、特に情報システム部門を取り巻く環境の変化の歴史と未来予測を一枚の絵にしてみた。 

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まだまだ、思い付きベースなので抜け漏れは多くあり、かつ整理が足りないが、こうしてみると今の30代や40代が生きてきた環境は、50代の我々とは大きく異なることが実感できる。 30代は学生時代からインターネット、携帯電話、メールを駆使してきた。 社会人になった時には一部のクラウドサービスは既に始まっていた。 こんなクラウドネイティブな世代の人材育成について、メインフレーム世代の視点だけで考えていると、そりぁギャップもあるだろう。

そして未来予測。 2020年の東京オリンピックまでの間に普及、一般化しそうな新技術が目白押しである。 これまで以上に技術革新の激しい「After Cloud時代」がやってくる。 加えて社会情勢も大きく変化しそうである。

もう少しこの絵をブラッシュアップし、IT経営戦略、IT人材戦略に役立つものにしていきたいと思う。

貴重な機会をいただきましたIBMの皆様、ありがとうございました。 天城の設備もスタッフの方々のホスピタビリティも大変素晴らしく感激しました。

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