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アット東京(@Tokyo)を東京電力が売却 (3)

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売却が本格化した東京電力の子会社:アット東京についてです。

(1)と(2)は以下リンクから御覧ください。

その1 アット東京(@Tokyo)を東京電力が売却
その2 アット東京(@Tokyo)を東京電力が売却(2)

今回は、アット東京が保有するデータセンターに関する情報をまとめてみました。
と言っても、基本的にはデータセンターはセキュリティ上場所は非公開としていますので、インターネット上で見つけることができたのは中央データセンター(豊洲データセンター)関する若干の情報のみでした。


保有データセンター 都内5ヶ所

豊洲 140,000平方メートル (2万3000台のラックを収納)
新橋  1,000平方メートル,開設2000年9月
渋谷  5,600平方メートル,開設2002年4月

その他都内2ヶ所については不明

ソース:ITPro記事(2002/06/24) http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/WAT/ITARTICLE/20020621/1/

データセンターが都内5ヶ所とは言うものの上記比較で判る通り、巨大な豊洲データセンターは新橋データセンターの140倍、渋谷の30倍であり、アット東京の経営はこの豊洲にかかっていると言えるでしょう。 なお、未確認ではありますが、新橋、渋谷や他の2ヶ所に関しても、東京電力の建物を賃借してデータセンター化している確率が高いと思われます。


豊洲データセンターのある新豊洲変電所について

一般財団法人エンジニアリング協会 地下開発利用研究センター
http://www.enaa.or.jp/GEC/nec/html/nyokai/sk08-5.PDF

(東京電力新豊洲)変電所の上部には、地上9F、延床14 万㎡の、震度7 クラスでも壊れないPML 最高ランクを持つ、アット東京データセンターがあります。データセンター機能として必要な電源の確保と空調設備を完備しており、特に電源の面では地下の変電所と2 万ボルトの2 系統で直結している他、火力発電所からの1系統を別に持つなど万全を期しています。

豊洲データセンターのある東京電力新豊洲変電所は東京都の電力供給の要であり、東京電力にとっての最重要施設のひとつと言えます。 この建物の上階にあるデータセンター事業会社がグループ外となることに関してはリスクはないのでしょうか? 渋谷の電力館の売却ができなかった理由も、電力館の地階が渋谷地区の変電所であったことであり、同様の懸念がでてくる可能性はゼロではないでしょう。

豊洲データセンター建物概要

日本ビルディング図鑑 http://building-date.jugem.jp/?eid=80

名称:テプコ豊洲ビル
所在地:東京都江東区豊洲6-2-3他
竣工:2003年4月
構造・規模 S一部RC、SRC造 地下4階/地上10階/塔屋1階
延床面積 186,829m2
発注者:東京電力、アット東京
基本設計:日建設計・東電設計JV
実施設計:清水建設・日建設計・東電設計JV
監理:東京電力
施工業者 清水建設・間組・前田建設工業・戸田建設・三井住友建設共同企業体
交通アクセス:
ゆりかもめ「新豊洲」駅
東京電力「新豊洲変電所」
通称ビッグドラム

あらためて巨大な建物であり、政策的によるものなのかわかりませんが、ゆりかもめの新豊洲駅が隣接しているため、思ったほど不便な立地ではありません。

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