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”情報通信テクノロジは人々を幸せにする”を信条に、IT業界やアジア・中国を見つめていきます。

ガラパゴスの進化の過程は百花繚乱

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アンゴラ滞在で浦島太郎状態で乗り遅れた感がありますが、国内各メーカーのタブレット関連のニュースが相次ぎ、言わば百花繚乱状態ですね。 これもガラパゴスの進化の過程で様々な種が誕生している状態であり、これらの中から自然淘汰され生き残ったものがガラパゴスから世界に飛翔することを願いつつ、少々整理をしてみます。

シャープ:「ガラパゴス」進化せず!!

2010年9月発表、2010年12月販売開始、2011年9月販売終了という超短命製品となった。
ガラパゴスは、電子書籍端末としての生い立ちからか、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と「TSUTAYA GALAPAGOS(ツタヤ ガラパゴス)」を軸にハードとコンテンツ流通の囲い込みを目指したものでした。言わばAppleに真っ向から勝負を挑んだようなもの。そして短期決戦の結果、これは勝ち目がないな、と撤退を決めた。
しかしながら、そんな Quick Decision ができるシャープは、再び国際競争に勝てる商品やサービスを創出することが期待できると思います。

「ガラパゴス」進化せず シャープ、9月末で販売終了 「iPad」に対抗できず

シャープは15日、昨年12月に販売を始めた電子書籍を楽しめる多機能端末「ガラパゴス」の販売を9月末で終了すると発表した。米アップルの「iPad(アイパッド)」の人気に押され、売り上げが不振だった。

ソニー:「Sony Tablet」販売開始!!

いよいよソニーから「Sony Tablet」の発売が開始されました。
“サクサク動く”ことを追求したハードウェアだけでなく、Music Unlimited, Video Unlimited により、Sonyで購入したコンテンツを他社Android端末で再生可能。他社コンテンツをSony Tabletで再生可能、という、ハードとコンテンツを独自技術で囲い込むのではなく、それぞれをオープン環境としたことが、Appleやシャープのガラパゴスからの大きな進化となっています。この戦略が吉とでるか、凶とでるか、今後の成り行きが気になります。

ソニーは16日、ソニーとしては初めてとなるタブレット型の端末をアメリカで発売し、最大手のアップルが販売し、市場で圧倒的なシェアを握る「iPad」に、どこまで対抗できるか注目されます。 画面に指を当てて操作する、タッチパネル式のタブレット型の端末は、急速に普及が進み、世界のメーカーは相次いでこの分野に参入しています。このうちソニーは、16日に、ソニーとしては初めてとなるタブレット型の端末をアメリカで発売し、17日からは日本でも販売を始めます。ソニーのタブレット型の端末は、本体の片側に厚みをもたせ、片手でも持ちやすいようにしているのが特徴で、ソニーがこれまで手がけてきたゲームや電子書籍などのコンテンツを利用できることも強みだとしています。

また、ソニーは、2011年12月17日(土)より「PlayStation Vita(プレイステーション ヴィータ)」(PS Vita)発売する。3G/WiFiを搭載した次世代携帯型エンタテインメントシステムという位置付けですが、音楽・ビデオ再生、写真保存、インターネットWeb閲覧など、タブレット端末とスマートフォンの間を埋めることのできる次世代ゲーム機のようです。ゲームに全く興味がない私も、このPS Vitaには少々興味を持っています。


NEC:「Lavie Touch」!!

一方でNECは、Lavie Touchというパソコンの一種としてのタブレットを2011年9月12日から販売開始しました。Lavie Touchは、Lavieシリーズの1つとして、Windows7を搭載したタブレット パソコンという位置付けです。


NECが同社のパソコン「LaVie」シリーズの新モデルとして、OSにWindows 7を採用したタブレットパソコン「LaVie Touch」を発表しました。
タッチとパソコンの2wayスタイルを提案した新カテゴリー端末となっています。

DVDスーパーマルチドライブ、充電機能、USB端子×2を搭載した「マルチステーション」が付属。
ドッキングすることでワイヤレスキーボードやワイヤレスマウスを使ったPCスタイルでの操作が可能に。

また、コピー&ペーストやよく使うアプリケーションの起動など、Windows 7の標準的な操作をタッチで利用できるインタフェース「ExTOUCH」を採用し、携帯電話タイプのタッチ入力キーボードも搭載したほか、「Microsoft Office Home & Business 2010」をプリインストール。

さらにWindowsを採用することで、既存のWindowsパソコン向けアプリケーションを利用できるため、今利用しているソフトウェア環境をそのままタブレットで持ち出すことができるというのは、なかなか便利なのではないでしょうか。

まさに百花繚乱のタブレット商戦。これから年末にかけてが勝負でしょうね。

EXTRA31 成迫

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