書籍『C#実践開発手法』を監訳しました。まもなく発売!
『Adaptive Code via C#: Agile coding with design patterns and SOLID principles』(Microsoft Press, 2014) の日本語翻訳版の監訳を担当させていただきました。
本書籍は、プログラミング言語 C# を用いたという前提条件がありますが、これからのクラウドとデバイス時代のビジネス変化に適応し続ける開発現場にとって抑えておきたい要素が詰まったよい書籍です。初学者にとってはすべてを理解するのは実践経験的に厳しい面も多少あるかもしれませんが、初学者向けに、.NET Framework の CLR の仕組みやアセンブリ参照解決の基本なども紹介されています。そして、アジャイルなプロジェクト運営についてかなりのスペースをとって解説していますので、プログラミング言語の習熟度を問わず参考になると思います。
「理論と実践のギャップを埋める橋渡し」が本書の目的です。従って、理論(紹介)だけでなく、擬似プロジェクトで本書で紹介したノウハウを実践している第3章が含まれています。
ソースコードも GitHub で全公開しているという本書は、まさに現場のための実践できるノウハウ集といっても過言ではないでしょう。
6/4 日に発売予定ですが、昨日と本日開催されているとあるイベントにて先行販売を行っているとのことです。そして、人気・売上ともに昨日もトップだったようです。
【Day1第1位】『C#実践開発手法』http://t.co/J5sFbsyyHG 堂々の第1位。買わないまでも手にとって下さる方も多かった印象です。明日どれだけ売上が伸びるか楽しみです!#decode15 #C井実践開発手法
-- 日経BP_MSブックス (@NikkeiBP_MSbook) 2015, 5月 26
さて、内容については、長沢がコラムを連載している 技術者向けの Web メディアである Build Insider にも書かせていただきました。
要求の変化に適応できる現場 | Build Insider
また、今回、日経BP社との協力のもと、本書について知っていただく機会をとのことで、本書の内容を Twitter でツイートするボット (bot) を開設しました。
例えば、以下のようなノウハウをツイートしています。
SOLID コードにより、決して変更されることのない、より方向性のはっきりした小さなクラスが手に入ります。 #C井実践開発手法
-- C# 実践開発手法 bot (@AgileCodingCS) 2015, 5月 27
技術的負債は、ストーリーがスクラムボード上を前進しているときに発生した、設計およびアーキテクチャ上の妥協点を表します。 #C井実践開発手法
-- C# 実践開発手法 bot (@AgileCodingCS) 2015, 5月 26
プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発チームは、プロダクトのリリースに注力する点で、全員がブタです。 #C井実践開発手法
-- C# 実践開発手法 bot (@AgileCodingCS) 2015, 5月 26
物理的なスクラムボードは絶対に必要です。スクラムボードの前に立つというあの感覚の代わりになるものはありません。 #C井実践開発手法
-- C# 実践開発手法 bot (@AgileCodingCS) 2015, 5月 26
コマンド/クエリ責務分離(CQRS)は、この数年間で急速に注目を集めるようになった非対称の階層化パターンです。 #C井実践開発手法
-- C# 実践開発手法 bot (@AgileCodingCS) 2015, 5月 26
ぜひ、皆さんの開発現場、ソフトウェアによるビジネス価値の提供にお役立ていただければ幸いです。
献本の公募のお知らせ
出版元の日経BP社様より、監訳者長沢からの献本用に数冊をいただけることになりました。せっかくですので、公募して献本をさせていただく方を募りたいと思います。
興味のある方は、私の個人ブログ記事内にある公募フォームにご記入いただければと思います。
※6/5をもちまして公募を締め切らせていただきました。
長沢智治