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ポスドク問題についての前向きな提言、理系の観点からの社会全体についての気づきや意見、会社、社会、国に過度に依存しない生き方について綴ります。

Remix : 見栄えってそんなに大事ですか? ~微分積分思考法によるアプローチ~

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Remix : 見栄えってそんなに大事ですか? ~微分積分思考法によるアプローチ~

いきなり、過去のブログを引き合いに出して、
ミュージシャンが何かベスト盤を
出すようなものに対応しそうですが(笑)、
とりあえず、検証してみたいと思います。

音楽でなくても Remixです。

見栄えが大事かどうかは、
結論から言えば、
売り手と買い手で立場が逆だと思われます。

つまり、売り手としては、まず見栄えがよくないと、
商品を手にとってもらえない。
買ってもらうための入り口として見栄えは当然大切です。

一方で、買い手の場合は、
商品のパッケージがきれいだからといって、
それだけで判断できない場合があります。

さほど、ぱっとしない包装で
少々値段が高めのあんぱんの横に、
賞味期限ぎりぎりの
ちょっと硬くなっているアンパンが
きれいな包装で売られていたら、
後者の方に手が伸びてしまうかもしれません。

つまり、見栄えというのは、
微分情報なのです。
アンパンを構成する多くの要素の
ほんの一部分でしかないわけです。

なのに、見える情報なだけに、
目立ってしまいます。

本来は、目に見える情報も
他の五感から知ることのできる情報と
対等に扱いたいわけで、

視覚から得られる情報は、
目立っている分だけ、
控えめに評価したいところですね。

後者のアンパンを買ってしまった場合、
見た目ではよかったものの、
食べる段階になって苦しむ(積分)ことになるわけです。

アンパンの場合の本質(積分の大半)はおいしさですね。

「本質は、いつでも、目に見えないところにある」

というのは、微積でいえば、
微分だけでは物事を判断できない、
積分についても考えないといけない。
という説明ができます。

この戦法は、実際に至るところで
使われているように思います。

不動産の例では、外観や植栽などは後付けで、
短時間で如何様にもなりますが(微分)、
耐震偽装の建物(積分)だったらどうしようもありません。
人間、きゅうり、エコポイントの例も同様です。

以下はもしかしたら、
買い手・売り手ともにありがたい例だと
思われますが、
テレビで放映されていたものです。

石鹸が2種類並べて売られていて、
その2種類で値段が違います。

石鹸なんて何でもいいという人は、
当然安い方の石鹸を買うことになりますが、
店側としては、安い方の石鹸を買ってもらった方が
ありがたいという仕掛けがなされています。

安い方の石鹸が原価も安く、
高い方の石けんよりも利益が乗っかっていて、
安い方の石けんが売れた方が儲かるという仕組みです。


買い手は、
売り手の仕掛ける微分(見栄え)をかいくぐって、
どれだけ積分(本当によい商品なのか)に
辿り着けるかが重要で、

売り手は、
微分(見栄え)を引き立たせて、
買い手に、積分(商品の品質)も
良いんじゃないかと思わせられるかが
まず重要であるという、

真逆の関係にあるということでしょうか。

このブログも、表題は微分情報で、
実際のブログの中身は積分情報ですね。

今日、書かせていただいたブログも、表題を見て、
クリックしていただいて、
中身を読んでくださった皆様、

表題から期待したとおりの内容でしたでしょうか?
それとも、全然物足りないものでしたでしょうか?

あー、心配です(笑)。

不言実行って、良いたとえで使われますが、
(ブログのタイトルはあまりよくないが、中身は立派)

有言実行(タイトルも中身もよい)でないと、
気づいてもらえないってことですね。

実際、不言だったら、自分以外は、実行したのか
どうかすらわからなかったりして。

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