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ライフワークとしての学びを考えます。

対話とは全く違った発想で違う結論を見事に出せる人がいるのを知ること

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ここ最近、対話の大切さを考える機会をいただいています。

国会中継を見ていましても、質疑者があらかじめ記入された書類に目が釘付けであったり、官僚が用意した書類ばかりをうつむきながら読んでいる大臣も多く、コミュニケーションの薄さを感じます。
国家を代表する立場の方々は、リーダーとしての覚悟をもち、自分の言葉で腹を据えて語り、アイコンタクトをとるべきです。

2015年2月3日日本経済新聞の「あすへの話題」にて弁護士・元検事総長の柏木敬一さんのコラム「悪しき隣人たち」より引用します。

    ・・・・(以下引用)・・・・

新時代を担う法律家を育てる教育機関は法科大学院である。そこでは少人数のソクラテスメソッド授業が理想とされている。無知の知を尊び、問答によって心理を追求しようとしたのはソクラテスだ、議論の中で、自分より賢い人間がいる、少なくとも全く違った発想で違う結論を見事に出せるやつがいる。それを知ることが人の話に耳を傾ける第一歩だ。

    ・・・・(以上引用)・・・・



人と人がなぜ集まっているのか。
書類のやりとりで済むならば、人間同士が集まり魂のやりとりをする必要はないのです。

これからの日本、全く違った発想を持つ方々とのコミュニケーションがより厳しい状況で必要になってくると予想します。


私自身、プレゼンでも、プレゼン中のアイコンタクトによって、また、質疑応答において、自分と違った発想の方々から、今までたくさんのお知恵をいただきました。自分がもし成長できているとしたら、そのような方々によって育てていただいたと思っています。

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