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ライフワークとしての学びを考えます。

戦いの場においての早口は戦う前から負けている

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数日前、国会中継の生放送を何気なく見ておりました。

質疑者に女性議員さんが立っていたのですが、猛烈な早口に驚きました。

私は、よく録画してあったビデオを1.3倍速で見ることが多いのですが、1.3倍速で聞いているときのアナウンサーより早いのです。

さらにその女性議員さんは甲高い声なのです。
最近の録画は、倍速にしても声の高さは変わりませんけれど、以前の録画は倍速にすると声が高くなっていましたので、その早口をさらに際立たせます。

国会は、あらかじめ質問の内容が決まっていますので、言葉聞き取れなくてもある程度答えることができるので良いのですが、そうでなかったら何を話しているのか理解できなかったでしょう。

早口過ぎて、ご自分でも処理し切れず、言葉をはしょって話しているところも多く見られました。
きっと、アガってしまって、加速がついたのを止められなかったのだと思います。

また、ご本人も自信がないのか、資料から目を離せずに読んでいるので、大臣とのアイコンタクトがとれていません。

国会の質疑は、国民を代表して国の方向性を問い、国の未来を決めていく場。
いかに説得力を持って話をするかということが問われます。
「舌鋒鋭く」という言葉もあるくらいで、攻撃力も必要とされます。
真剣勝負の戦いの場でもあるのです。

もし早口で見事話せたとしても、内容を聞き取りにくいですし、聞いている方は話を理解するのに頭がついていけません。

よく「制限時間があるので時間内に全部話さなくてはならず早口で話した」とおっしゃる方がいます。
でも、せっかく貴重な時間を使って、伝わらない話をしても意味がありません。
リーダーの立場であるならば、話さなくてはならないことがたくさんあったとしても、要点をしぼって言葉を選ぶ訓練をしておいたほうが良いと思います。

あの早さでとりあえず話は出来ていらしたので、本来滑舌は悪くないと思います。
ぜひ、ゆっくりと落ち着いた良く響く低い声で、説得力や気迫を持って、腹を据えて質疑をお願いしたいと思いました。

国際状況を見ても、今、日本は大事な場面に立たされていると感じています。

ぜひ、国会議員の皆さんには、国の将来を左右するという覚悟を持って、戦いの場としての話し方を極めていただきたいと願っています。

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