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発声のための呼吸法はお腹をへこましてはいけません 誰でもできる発声呼吸法

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「息をすって〜お腹をふくらまして〜息をはいて〜お腹をへこまして〜」という一般的な腹式呼吸は声のためには意味がありません。

ボイストレーニングの腹式呼吸をするときは、息をはいているときも、すっているときも、お腹はへこまさないのです。

おへその下の下腹を軽く張り出すくらいの感じで息をはくと良いのです。

この呼吸法が出来るようになると、下腹がへこまずに発声できるようになり、声が充実してきます。

どうしてもお腹がへこんでしまう方向けに、お腹がへこまないで呼吸できる方法をお伝えしましょう。


(1)椅子の背もたれによりかかる

どうしても出来ない方は、コツをつかんでいただくために、椅子の背もたれに寄りかかってすわりながらやってみてください。
こうすると、骨盤が倒れた状態になり、やりやすくなります。
そこでコツをつかんだら、立ったときに、尾骨という背骨の一番下にある骨を少し前にだすようにして、お尻の大臀筋を軽く引き締めてやってみてください。

よくある「姿勢を良くしましょう」という、背骨がピシーとまっすぐでお尻が後ろに出てしまっている姿勢だと下腹を出して呼吸するのはやりにくくなります。

(2)息はたくさんすわない

いつも胸式呼吸になっている方が、張り切っていきなり大きく呼吸すると、力みがきてしまいなかなか上手くできません。最初は少なめに息を吸いましょう。

それでは、発声のための呼吸法の手順です。


1、椅子にリラックスして座り、お腹に手をあてる

2、息をすう、お腹を膨らませる、手にお腹の張り返しを感じる

3、息を止める、ゆっくり5〜10数える

4、お腹を張り出しながら「はーっ」と息をはく。吐き切るときもさらにお腹を突き出し、手にお腹の張り返しを感じる

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