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「世界の青木」からプレッシャーに打ち勝つ方法を聞いてまいりました

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ある方のプレゼンテーション。
言葉がしどろもどろ、動作も落ち着きが無く、目が泳いでいる。
「あ、あの人アガってるんじゃない?」というささやき声が会場から聞こえます。

きっと準備不足なのでしょう。
パソコンの資料に目が釘付けで、言葉に抑揚がなく、スペックの話ばかりしているので、会場の方々が次々離脱していくのが分かります。3分の一の方々は寝ています。こうなると、話している人はさらに動揺してしまい、さらに最悪の状態に。

プレッシャーがかかって「アガるなあ」と思うこと、だれでもあると思います。

緊張することは悪いことではないのですが、頭が真っ白になってしまって何も出来なくなってしまうのはしんどいことですよね。

特に、大事なプレゼンで何をしゃべったのか分からなくなってしまうほどの方を見ると、気の毒だなあと思ってしまいます。

2014/12/2、日本橋で行われた日経電子版ビジネスフォーラムに行ってまいりました。

この日、「プレッシャーを楽しんで」というテーマで、プロゴルファーの青木功さんがゲストでご登壇されていました。


青木さんは、現在72歳で現役プロです。
膝の手術の後だったのですが、お元気なお姿を見せてくださいました。


青木さんは、「プレッシャーに打ち勝つための方法はありませんか?」という聞き手の森下アナウンサーの質問に対して、逆に会場のお客さんに質問していました。

「『見られて』緊張しますか?それとも、『見て』緊張しますか?」

アナウンサーの森下さんも、会場のお客さんも、ほとんどの人が「見られて緊張する」に手をあげていました。

青木さんは、「私は、見られると『よーし!』とやる気になる。見られていないと『なんだよ、俺を見ろ!』となる。逆に、自分の弟子のプレーを見るほうがプレッシャーがかかる」とおっしゃいます。

青木さんは、見られることをエネルギーにしているのです。見られないことのほうがやりにくいのだそうです。

青木さんは、毎日「今日もゴルフをさせてくださってありがとうございます」と神様に感謝しながらゴルフをなさっているのだといいます。

私は、プレッシャーに打ち勝つということではなく、すべてのものへの感謝の気持ちをもって、あとは「お任せ」することではないかと思いました。
このような機会をいただけて「有り難い」という気持ちがあれば、準備も万全に行い、体調も整え、過度にアガってしまうことはありません。

青木さんは、お話する前に「今日は本気の話をするから」と言ってお話し始めました。

言葉の一つ一つに魂がこもっているので「あー」とか「えー」とか、余分な言葉が一回もありません。
すべてがご自分の体験で、ご自分の言葉で語っておられるからだと思います。

青木さんが最後におっしゃった、「今日は本気の話ができました。72年も生きていると、皆さんの前でこのような話ができるようになるのですね。感謝します。」と会場に手を合わせてられたお姿に涙腺が緩み、感激いたしました。

「世界の青木」と言われるようになっても、この謙虚さ。
しびれました。

青木さん、これからもお元気でご活躍ください。
貴重なお話をいただき有難うございました。

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