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プレゼンの困った質疑応答で補足はさせるな『補足をお願いします』(プレゼンの心得編)

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プレゼンの質疑応答での場面。

ある外資系企業の役員が、エンジニアしか分からないような質問を受けて、どうするのかと思ったら「00さん!ここはどうなの?」とエンジニアの部長さんに自ら補足を促しました。

よくある場面だと思いますが、ここでは「補足を自らお願いした」というところがポイントです。

基本的に、プレゼンはプレゼンする人が主導権を持っています。

もし、分からないことがあったら、分かる人に補足をお願いするのは、プレゼンする人の判断です。

質問に対して出来るだけベストな答えが出たほうが、お客さんの満足度が上がります。ぜひ、補足が必要だと思ったら補足をお願いしてください。


ただし、特にパブリックな場で、注意してほしいことがあります。スタッフが勝手に補足してしまうケースです。

経営者などトップの答えに、スタッフが勝手に補足してしまうと、あまり印象が良くありません。

お客さんのほうは、経営者なら知らなくて当然な専門的なことでも「やっぱり良く知らないのね」とか「頼りない」などのイメージ、また「事前のコミュニケーションが足りない」などの余計なことを心配してしまいます。
古い言葉で言うと「面目を潰す」という状態になってしまうのです。

あらかじめ、「こういう質問の場合は、私(プレゼンする人)から、あなたに振るのでお願いしますね」と、念入りに打ち合わせをしておきましょう。

これは、ものすごく大事なことです。
会社の顔でもあるトップや講演者を、全員でバックアップし、プレゼンを成功させることがベストな結果につながります。

基本的に、トップのプレゼンに周囲のスタッフから補足はありません。
ただ、トップの答えが足りないと心配してしまいますから、事前に「補足を促してくださいね」とお願いしておくか、トップも困ったときは補足を進んでお願いすると、お客さんも安心して聴くことができます。
言質をとられないようにすることも大切ですので、虚勢を張らず、難しいときは自力で答えないことです。


★★★ 本日のゴールデンフレーズ ★★

「補足をお願いします」

補足はさせずに補足はお願いしてください。

ぜひ覚えておいて、お役立てください。



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