オルタナティブ・ブログ > 永井千佳の音楽ブログ >

ライフワークとしての音楽を考えていきます

横隔膜を使って典型的ダメ声な「喉声」を改善

»

とても立派な声なのに、「喉声」ということはよくあることです。

ボイストレーニングをしていても、横隔膜が使えていないと、人はどうしても喉に頼ってしまう傾向にあるからです。

喉に頼ってしまうと、力んでしまい、どうしても「喉声」になってしまいます。

発声=喉

という発想ではなく、

発声=横隔膜

という発想になれば、力みが抜けてきて、豊かで良く通り広がりのある声になっていきます。

横隔膜が使えて発声できているときは、身体は抜け殻のように脱力していて、横隔膜だけが頑張っているという状態です。
声を出している、というより、「息で歌っている」という感じです。
このとき、声帯は頑張る必要がありません。

ほとんどの人は、息が流れずに、喉に負担をかけて歌っています。
つまり、喉が力んでしまうということは、横隔膜が使えていないからなのです。
声帯も必要ですが、いくら声帯のトレーニングをしていても、横隔膜が使えていなければ、最後まで声帯は力んでしまいます。

良い声のためには、やはり、横隔膜で歌えるようにならなければいけません。

横隔膜で歌えているかどうか確かめるためには、「横隔膜のビブラート」ができるかどうかやってみると良いと思います。
横隔膜のビブラートがかけられないのは、横隔膜が使えておらず、喉で頑張っている状態です。

まず横隔膜のビブラートが出来るかどうか試して、トレーニングをしてみてください。


それでは、横隔膜のビブラートのトレーニングです。

まずは、横隔膜の確認とトレーニングのため、ドギーブレスを行います。

★★ドギーブレス★★
 
1、「あ」と言うつもりで口を開け、舌の力を抜いて舌先を下の歯の裏につける。
 
2、暑いとき犬がするように「ハッハッハッハッ・・・」と呼吸し、休まず15秒続ける。
 
チェック1:手を肋骨下あたりのお腹に当てて均一に動いているのを確認
チェック2:吸う息と吐く息が同じ量になるように


ドギーブレスで横隔膜の動いている場所がわかりました。

そこで同じ場所で歌えるようにします。

★★横隔膜ビブラート★★

1、あごを下げて口を開け、舌はのばして下の歯の裏に舌先が触れる程度にします。

2、口から息を吸います

3、「はあ〜〜」とロングトーン

4、ドギーブレスで動かした場所で横隔膜をゆらしながら「はあぁあぁあぁあぁあぁ〜〜」とビブラートをかける。

もしビブラートがどうしてもかからないようでしたら、きっかけを与えるために、手で横隔膜をゆらしてみます。
両手をグーにして(手の平を上にして手をグーにします)肋骨下あたりをぐいぐいとリズミカルに押します。ビブラートが必ずかかります

このトレーニングを継続すると少しずつ横隔膜が使えるようになっていき、豊に声が響くようになっていきます。

声帯のトレーニングも大事ですが、一番目は横隔膜です。
まずは横隔膜をトレーニングできていないと、いくら声帯のトレーニングをしても力みが行っていまいますから注意が必要です。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する