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ライフワークとしての学びを考えます。

足が長く見えるスーツのパンツの裾

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最近のスーツは細身傾向のズボンが増えていますね。

私自身は、仕事の場面で細身のパンツはあまりはきません。
個人的には背も高いので、ゆとりのあるワイドタイプをチョイスします。エレガントさを感じるし、歩いているとき生地がゆれる感覚が好きだからです。やはり気持ちの問題だと思います。

特に、男性の細身パンツは、靴の関係もあって裾に余分なたるみが出てしまいやすいので気をつけたいですね。
だからと言って、短めにカットすると座ったときに裾があがりすぎてつんつるてんになってしまうのでみっともない状態になってしまいます。

男性ピアニストの舞台スーツは、ピアノを弾くので袖の長さも難しいですが、実は裾も難しいと思います。

舞台を歩いてくる立ち姿のときはブレイクがありながらも無駄なたるみが無く、ピアノの椅子に座ったら、お客さんから裾がちょうど良い長さに見えていなければなりません。

たるみを気にして短めにカットしてしまうと、座ったとき靴下が上まで丸見えになってしまったり、ペダルを踏むたびに動くとスネがちらちら見えてしまうこともあり、お客さんから見て美しくありません。
逆に、長めにカットしてしまうと、ズボンに余分なたるみが出てしまいますし、靴の甲にパンツの裾をためてしまい、かえって短足に見えてしまいます。

やはり、音楽だけでなく、見た目も麗しくありたいものです。

これは、ビジネスの講演やプレゼンテーションを見ていても感じることです。

プレゼンで歩いてくるとき、立っているとき、裾がちょうど良い長さかどうか。
また、パネルディスカッションのときは座っているので、そのときに短かすぎないかどうか。
特に、足を組んでしまったとき、靴下の上まで丸見えになってしまう人が多く、あまり気にされていない方が多いようです。


そこで、足が長く、また美しく見える方法として、私は「モーニングカット」をおすすめしています。

モーニングカットとは「アングルド・ボトム」の俗称で、パンツの前裾を1.5〜2cm程度上げたシルエットのことです。

裾の前裾を1.5〜2cm削ることで、前裾のたるみが減り、前折り目がまっすぐ奇麗に出るようになります。

特に小柄な人は、パンツの丈を長くしすぎると余分なたるみが増えてしまい足が短く、背も低く見えてしまうので気をつけてください。

ゆとりのあるタイプはもちろんのこと、最近の細身のスーツにはこのカットを施すと余分なたるみがなく奇麗に見えるようになります。

麻生太郎さんは、政界きってのおしゃれ政治家ですが、スーツのサイズは完璧です。特に、パンツの裾には重り(5円玉)を入れ込んで、その重みで裾を美しく落としこむように工夫しているそうですよ。

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