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ライフワークとしての学びを考えます。

どんな人でも「あなたにお願いしたい」と言われる人になれる2つのこと

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自分は何のために働いているのか?
社会から必要とされているのだろうか?

腱鞘炎になって、仕事をクビになった時期。自分はせっかく与えられた人生をどのように生きていくべきなのか考えました。そして、このままでは終われないと思ったことがあります。しかし、そのときはどうして良いのか全く分かりませんでした。

それから何年かして、腱鞘炎は良くなりましたが、仕事がないことに愕然としました。代わりはたくさんいるのです。そこで、自分の個性が世の中で必要とされるには?
それは、自分の「強み」は何なのか?を考える必要があると思いました。

そうは思っても「デキの悪い自分は強みなんて無い。」「あればとっくに世の中から必要とされている」と感じました。

しかし、ある原経験が思い出されました。

小学校では、2年に一度、学芸会の一環で音楽祭がありました。各学年が楽器や歌を練習し、父母や関係者に発表するのです。
当時は、ピアノをかなり一生懸命やっていたことと、桐朋学園の音楽教室に行っていたこと、児童合唱で歌っていたこと、そして、こう見えて世話好きだったこともあり学級委員を任せていただけていました。
私の学年では、器楽演奏をすることになりました。私のことを知っていた音楽の先生が、この子に指揮者をさせてみようとおっしゃってくださったのです。
これが、私の初めての指揮者体験でした。
当時、桐朋学園の音楽教室では、ピアニストにも幼い頃からアンサンブル教育が必要だとの一環で合唱のレッスンがあり、上手な指揮をする先生がご指導にいらしていたのです。私はそれをいつも見ていたので、見よう見真似でやってみただけだったのですが、残っている写真を見ると「それらしくやっている」感じがします。
そのとき、子どもながらに「自分は必要とされている」という感覚がしたのを覚えています。

そして、はっとしました。

まず、何でもいいので出来ることを棚卸ししてみました。

私は、
1、ピアノができる
2、声楽やボイトレができる
3、合唱やレッスンの経験から、チームや人の指導ができる
4、文章が書ける
5、ビジネス系の経験を積んでいる
の5点が出来ると思いました。

1〜5までの一つ一つが出来る人はたくさんいらっしゃいますが、
この5つを組み合わせて出来る人はかなり特殊な気がしました。

そこで世の中で必要とされるためには、一つ一つは出来る人が他にいたとしても、組み合わせると自分なりの個性や強みになるのではないかということです。
そして、その組み合わせを必要とされている人々のところに行かなくてはなりません。必要のないところで一生懸命やっていても、役にたたないからです。5つ全部をメインで必要としてなくとも、その5つの強みは必ず仕事を助けてくれて、奥行きを与えてくれると思います。

世の中で必要とされるためには以下の2つのことを考えてみてください。

1、どんな人でも出来ること5つあげれば強みになる
2、自分を必要としている人のところに行くこと


与えられた人生には何か意味がある。そう考えたときに、今までの自分の人生を振り返って、何をやってきたのか深く考えてみる。そうすると、それは偶然ではなく、ある一つの道を示しているように感じます。

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