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ライフワークとしての学びを考えます。

世の男性のほとんどは女性の気持ちをキュンキュンさせていることに気がついていない

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講演の後、しかも講演がすっかり終わっておもてなしの宴会をしてただいているときほど多い質問があります。

ビール片手におそるおそるお尋ねくださるのは・・・・

「あの〜、モテ声ってどう出せばいいんですか?」

そうすると、周囲から「おいおい・・・」「ほお、相変わらずアグレッシブだねえ」という声が上がりますが、そういう皆さんも「・・・で?」「どうするんですか?」と目が興味津々なのです。

こういうとき、つくづく『お客さんは本当のことをおっしゃらない』、と思います。

講演の後は、大抵しっかりと「質疑応答」の時間をとらせていただいていますし、アンケートも実施しています。
そこには、「通る声を出したい」「低い声を出せるようになりたい」「喉が疲労するのでなんとかしたい」などの質問はあるのですが「モテ声」に関しては、ほぼゼロの状態でした。本当は聞きたいけれどなんとなくお酒の勢いでもないと聞き難いテーマでもあります。


しかし、まず「モテ」とは何なのか。

モテの基本は、その方の人間力ではないかと私は思います。
相手のことを思いやり、気持ちを汲み取る能力や熱意、そして相手に感じさせる優しさ、深い知恵や知性、などがモテには問われるのだと思います。

これは正論です。
そして、私はそう信じています。

ただ、この正論を少しぐらつかせるような出来事がありました。

セミナー受付での出来事です。

女性3名が受付を行っていました。
私は開始前で時間があったのでロビーで何気なく見ていたところ、一人の男性が受付にあらわれたのです。

身長180cmほど。大柄でヒゲをはやしています。一見「もっさり」としたその男性、受付で名前を聞かれ「0山k太郎です」と答える声がなんとも低くて深みがあり良い声なのです。「有り難うございます」と立ち去るその男性の後ろ姿を見送ると、受付女性3人が目を合わせて「すてき〜」「いいかんじ〜」と、ため息をついているのです。
その男性、女性3名をキュンキュンさせてしまっているのにまったく気がついていません。

映画「鍵泥棒のメソッド」で、広末涼子さんが殺し屋役の香川照之さんにときめく瞬間、広末さんのハートを象徴するように車の防犯ブザーの音が「キュンキュンキュンキュン・・・!」と鳴る場面がありました。思わずこの場面を思い出してしまったほどです。

実は、正直に書きますと、私もその男性を思わず本能的に「二度見」してしまったのですが、何が違うのかと言えば、やはり声を出した瞬間だったと思います。
なぜか、「声にひかれた」のです。

こうなると不思議なもので、もっさりとした大柄も→「たくましい」、ヒゲ面も→「シブイ」となります。

このときの出来事はずっと疑問に思っていました。

確かに、音楽業界でも「テノール」という高音域を担当する人が華やかで一見モテそうですが、実際すごくモテていたのは「バリトン」とか「バス」といわれる低音域を担当する歌手でした。


それでは、なぜ低い声にひかれるのでしょうか?
低い声は、説得力や包容力があり、落ち着きとリーダーシップを感じさせる声でもありますが、男らしい声でもあるのです。

男性の声を低くさせるホルモンに、テストステロンという男性ホルモンがあります。このホルモンが多いほど声は低くなります。
この男性らしさを感じさせる声が、思わず自然と二度見してしまう一つの理由なのかもしれません。

そうは言っても、極度に低い声を意識しすぎると、今度は「不自然」となってしまい、あまり良くないかもしれませんね。
あくまで自然体が良いと思います。
ただ、自然体の人は、「キュンキュン」されていることに全く気がついていなく、そして、自然体の人ほど「モテ声」であり、気がつかないので皮肉なことに実際はあまりモテていないという結果になっているような気がします。

「モテ」という言葉の裏には、「人気者」でありたい、皆から頼りにされたい、人の役にたちたい、という願いがあるのだと思います。
モテ声についてのご質問も多いことから、私なりに今後もさらに記事の中で書いていきたいと思っています。

低い声は『横隔膜』です。横隔膜を使うことが良い声の基本です。

今回出版させていただいた本「DVD付 リーダーは低い声で話せ」でも一日5分で出来る「低い声」の出し方を書いています。
ご参考にしてくだされば幸いです。

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