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ライフワークとしての学びを考えます。

声が通って居酒屋で店員が呼べるかどうかはそんなに大事なことだろうか?

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明日はクリスマスイブですね。

クリスマスも近くなると、様々な宴会やパーティ、忘年会も増えてきます。

レッスンにいらっしゃり、「居酒屋で店員を呼べないので恥ずかしい。居酒屋で声が通るようになりたい」とおっしゃる方がいます。

お酒を飲むと、たいていの人は声が大きくなってきます。
そうすると、会場の音量は大きなしゃべり声や笑い声の大音響。
そんな中で人と話すのはなかなか大変です。声を届かそうとして自然と声も大きくなります。
ガヤガヤしているところで店員さんにオーダーをとるのも難しい状況になります。
つい「すみませーん!」と声を張り上げることになります。

そして、大声で話してお酒を飲んでしまうと、余計にノドに負担がかかっているので、そういう宴会の次の日、たいていノドの調子は良くありません。
残念なのですが、やはりお客さんに迷惑をかけるわけにはいかないので、最近はほとんど飲まなくなりました。

こういう仕事をしていると、「居酒屋さんでオーダーするとき、さぞかし楽に声が届くでしょう?」とよく聞かれます。
もちろん本気で出せば届くのですが、あまり大声で「すみませーん!」と叫んでいるのは品がよくないように感じますので、こういうことはしないようにしています。

私は、レストランの方に何かをお願いしたいときは、アイコンタクトをとってから手をあげるようにしています。
そうすれば、大声をあげなくともたいていは、きちんと対応してくださいます。
オーダーは、結局テーブル席まで出向いて品物を確認するわけですから、遠くから「生ビール一つ!」とか言う必要はほとんどないわけです。

店内大忙しでアイコンタクトもとれないようなときは、忙しいのだからどちらにしても出てくるのが遅くなるので、波がおさまるまで少し待ちます。
それでも気がついてもらえないときは、店員さんのところまで歩いていくようにしています。「お忙しいところすみません。遅くなってもいいですのであとでおねがいしますね」と言います。
そうすると恐縮されますが、こちらは、美味しい思いをさせていただいているのですから、そのくらいは当然と思っていますので気になりません。

私の場合、仕事以外では、あまり声をしっかり出しすぎないようにしています。だから、プライベートでお会いした方には「意外に声小さいのね」と言われることもよくあります。

声帯自体は、鍛えることができないので、あまり頑丈なものではありません。
空気が乾燥している中、年末で飲んだり大声を出したり、その後カラオケで歌ったりと、ノドにとっては一番ハードな時期です。できるだけ消耗しないように気をつけるようにしていただきたいと思います。

ビジネスでも、ノドだけで頑張ると消耗して声枯れの原因になります。ぜひ「横隔膜ブレス」で良い発声を心がけて下さいね。

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